新緑と令和



連休後半になって気温が上がり木々の新芽が一気に成長し、新緑がまぶしくなりました。
若葉の色を萌木色とも言いますね。「萌える」って生命感があっていい言葉ですよね。
(草木が芽を出すと言う意味で、アイドルなどに使う萌えとは違いますよ)

このシーズン、新元号のスタートのふさわしい気候ですよね。
新芽が芽吹いて、若さや希望、生命力にあふれています。

緑色は昔から、青葉などのように青いという表現もあります。
日本では太古から、木々が青ければ秩序が安定し平和である象徴と考えていたようです。
神も青い所に宿ると考えられていたそうです。
緑が多い日本ならではですね。
この環境・文化は大事にしたいですね。
「令和」になって、木々の芽のように気持ちも新たに暮らしていきたいです。
(自分が生まれた昭和が遠くなったのは少し淋しいですが)

今日、いつも通勤している橋から千曲川の新緑を見て来ました。
(近くの佐良志奈神社にもお参りしましたよ)
連休前からの緑の変化に驚きました。
草木や流れる水が爽やかでリフレッシュできました。
河原には柳が多いと思いますが、遠くの杏畑(河原にあります)もすっかり緑に変わっています。
先月上旬には杏の花のピンクがきれいでした。これを見るのも通勤時の楽しみです。

思えば今年、杏の花は「平成」に咲き、「令和」で実が成りますが、時代の代わりの象徴のようですね。
平成の文化や技術を令和に継続し発展させる。個人的なことでも同じことが言えますよね。

上のスケッチは、その時のものです。ブライトカラー使用です。

at 22:27, まっちブログ, 工場長 新井

comments(0), trackbacks(0), -

平成の終わりに思う



平成の時代が、あと二日で終わります。
31年、良いこと悪いこといろいろなことがありました。
この連休に振り返り、新しい時代に向かって気持ちを新に生きていきたいですね。

平成は自然災害の多い年でした。
犠牲になった方も多くいらっしゃり、心が痛む時代でもありました。

風景画が好きでよくスケッチしますが、本当に自然は美しく四季の移ろいに心が和みます。
しかし、一方で自然の猛威も摂理として併存します。
これも自然の中で生かされている以上、受け入れなくてはならないのかなと複雑な思いです。
それも含めて自然なんですよね。

日本列島は昔から幾多の災害を経験し、それを乗り越え復興を果たしてきました。
人間の知恵で、なるべく被害の少ない仕組みの世の中にしたいですね。

ここ信州も、御岳山の噴火が平成26年にありました。
上の絵はその1年前の同日に開田高原から描いた絵です。
50号を持ち込み油彩で描きました。
さわやかな初秋の空、色づき始めた森に、堂々と聳える姿に心躍りました。
その1年後に噴火し、やはり犠牲になった方が出てしまい、あの美しい山がなぜ?と思ってしまいます。
この無常観、「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え
かつ結びて、久しくとどまりたるためしなし」の記述がある方丈記が思い浮かびます。
鴨長明のような生き方は出来ませんが、自然を愛でる心は持ちながら、犠牲者の鎮魂と災害に備える心は
忘れないでいたいですね。
次の時代は穏やな和みの時代であってほしいですね。

at 16:32, まっちブログ, 工場長 新井

comments(0), trackbacks(0), -

桜、散り始める



先々週は寒かったですが、先週はまた暖かさが戻りました。
ここ北信州も咲いた桜が、いよいよ散り始めました。

日本人は、本当に桜が好きですよね。
満開の桜にときめいて、散る花びらに儚さを感じしんみりする。
花で散ることに価値を見出すのは、桜以外ないですよね。(私見)

新元号「令和」の元になった歌が収録されていて話題になっている万葉集ですが
桜の歌は47首あるそうです。桜と言ってもその当時はヤマザクラです。
その当時花見は梅だったそうで収録数は119種。
それに対し桜の歌は意外と多く47首で、万葉人は桜もお気に入りだったようです。

その中で、儚さ・無常を詠った歌がいくつかあります。
「世間も常にしあらねば屋戸にある桜の花の散れる頃かも」久米女郎
あんなに華やかだった桜の花ですが、長くは続かない。散るという無常ですね。
万葉人の感性は今も息づいているんですね。

上のスケッチは、昨日の散り始めた桜です。(少し盛っていますが)
絵の中の碑は「夏目氏発祥の地の碑」です。(長野市篠ノ井石川にあります)
(本ブログ2018.November.11 で紹介しています)
ブライトカラーで描きました。

at 18:11, まっちブログ, 工場長 新井

comments(0), trackbacks(0), -

進まぬ春



先週の雪、ビックリしました。寒の戻り。
花の開花遅れますよねー。
東京では桜は満開になって、はや散り始めたようです。
ここ北信州では やっと満開になってきました。
ところが場所によっては、まだ咲かない品種もあります。
温暖な所とは違う移ろい方で、まだかよという感じです。

今日、青木村に行きましたが、大宝寺は桜が満開でしたが、
梅もまだ咲いていました。
国宝の三重の塔(見返りの塔)で有名な寺です。
一度に桜も梅も見られるなんて得したような。
うきうき、ほのぼの が混じったみたいな。
聞こえてきた鳥の鳴き声はウグイスでした。ホーホケキョです。
気分が混乱してしまいます。
信州ならではの気候ですかねー。
進まない春です。
でも、その間にしっかり描いておきたい季節の花たちです。
スケッチブックの中は季節の玉手箱です。
上のスケッチはブライトカラーで描きました。

at 20:41, まっちブログ, 工場長 新井

comments(0), trackbacks(0), -

明るいキジバト



温かくなって、山鳩(キジバト)の鳴き声が工場でも、自宅でも聞こえてきました。
鳴き声は「デデッポッポー」です。「ゼゼッポッポー」と表現する記述もあります。
一年中繁殖するらしいですが(親はミルクが出るそうです)、冬はあまり見かけません。
どこにいるのでしょうね?
公園などで多く見られる鳩はドバトで種類が違います。
キジバトの方が、絵的に見栄えがいいですよね。ドバトごめん。

「デデッポッポー」と聞くと私は可愛く長閑な感じがしますが、キジバトは俳句や短歌などでは
寂しげな感じに表現されている場合が多いような気がします。
聞いているときのシチュエーションにもよるのですかね。
昔、「絶唱」という映画がありその主題歌(舟木一夫さん)の中で「愛おしい山鳩は・・」という歌詞があります。
映画の内容の悲しみが伝わってきます。(後の時代の山口百恵さんのもあります)
鳴くのはメスを求めたり、縄張りを主張したりとからしいですが人間は勝手にイメージしちゃいます。

西行法師の歌にこんなのがありました。
「夕されや檜原のみねを越え行けばすごくきこゆる山鳩の声」
 一人、わびしく山の中を旅していれば淋しく聞こえるかもしれませんね。

私たちは、今や住宅の近くでも鳴き声を聞くことが出来るので、そんな感覚になることは
あまりないかもしれません。
むしろ親しみを感じます。明るいキジバトくん春告げとしてこれからもよろしく。です。

at 17:07, まっちブログ, 工場長 新井

comments(0), trackbacks(0), -

黄色い春



春になりましたね。
しかし、ここ信州ではまだ寒い日もあり、雪の天気予報におののいています。

東京では桜の花が咲き、花見で賑わっているようですが、この辺りはもう少し先のようです。
春のイメージは桜が咲くピンクのイメージが強いですが、黄色も忘れてはいけません。
クルマで走っていても黄色の花が気になります。
サンシュユ、ダンコウバイ、キブシ、アブラチャン、オウバイなどです。

春先は黄色の花が多く、春のイメージとしては本家だと思います。
桜ほどインパクトが無いので、陰の存在ですね。
でも、見れば心が和みます。花の形もいろいろで楽しいです。
南仏やイタリアではミモザの黄色い花が春の象徴だそうです。

北原白秋の詩に「黄色い春」というのがあって、春のイメージを黄色で表現しています。
シュロの花、サンシュユの花、ウイキョウの花などが出てきます。
時代でしょうか、今で言う差別用語がでてきて、読んでいてあまり気分は良くないのですが
大正初期の頽廃が伝わります。冬が終わり、世の中が動き出すような不思議な活気。
四季のメリハリは昔の方が強かったのかなー。

at 19:17, まっちブログ, 工場長 新井

comments(0), trackbacks(0), -

不知火(柑橘)



ブログが いつも風景や漫画では代わり映えしないと思い、今回は果物・野菜を描いて
みました。

今、旬の果物は何かと考えたら柑橘系の不知火がありました。
デコポンとどう違うのか?調べたら、同じでした。
元々正式な品種名称は「不知火」で、「デコポン」は農協の登録商標らしいです。
只、デコポンを名乗るには糖度13以上で酸度1以下の条件があるそうです。
不知火って外見は柑橘類のブルドッグ、ぶさかわですねー。

昔と違って、果物の種類が品種改良により、とても多くなり私など選ぶのに
迷ってしまいます。
果物好きな方や、私のように酸っぱいが苦手な人には、良い時代になりましたね。
(昔の素朴なものも捨てがたく思う方もいらっしゃると思いますが)

上の絵は不知火だけでは物足りないので、旬の野菜ブロッコリー、アクセントに
ミニトマト(これは旬ではなそうですけど)を組み合わせました。
使用した絵の具は「まっち ポスターカラー」です。
ハイライト部分は紙の白残しです。(輪郭はぼかしています)
不知火もブロッコリーも粒粒のテクスチュアで難しいところですが、細い筆で点描したり
カスレ塗りを重ねたりしました。
あまりデティールにこだわる必要はなく、それとなく見えれば良いと私は思います。
面倒臭いですもんね。(超写実を目指す場合は別ですが)
使った色は、「レモンイエロー」「やまぶき」「ちゃいろ」「きみどり」「ビリジャン」
「ロイヤルブルー」「あか」「白」「黒」です。

不知火はややオレンジ色ですが、見たまま描くと濃淡が弱く物足りない。
暗色(影)を強調して変化をつけると実物と色が違ってしまい難しいです。
見て不知火の色と分かって違和感がなければいいのですが。
どうでしょうか?

ポスターカラーは何度も塗り重ねが出来て、下を隠すことが出来るのでいいです。
油彩画風に書きたかったのですが、全て丸筆を使用、平筆や、フィルバートがあれば、
もっとタッチを残せたかもしれません。
でも、なんでもありですよね。楽しく自由に描くのが一番です。

at 14:20, まっちブログ, 工場長 新井

comments(0), trackbacks(0), -

土恋し



今、田んぼは土がそのままです。
何もないです。わらが混じっている程度。文字通り土色一色です。
でも、間もなく温かくなるにつれ、田起こし、代かき(水が張られる)、
田植えが行われます。
そして、稲が育ち青々とした田んぼになっていきます。

こうなることを、待ち望んでいた連中がいます。
稲はもちろんのこと様々な生き物たちです。(もちろん人間もです)
寒い冬を耐えていました。

季語に「土恋し」という言葉があります。
彼らの気持ち、そのものですよね。
命の営みが始まります。
土の方も早く来い、早く来いと手招きしているようです。
「土」、漢字では一字、ひらがなでは二字。この短い言葉の土には計り知れない
パワーが宿っています。(神も宿っているとされてきました)
生物を育て、人の営みも支えます。
この土、簡単には生成しないそうで、微生物などの力を借りています。
かけがえのない土、ありがたいことです。

at 22:09, まっちブログ, 工場長 新井

comments(0), trackbacks(0), -

弊社ホームページの不具合をお詫びいたします。

いつもお世話になっております。
先週、弊社のホームページに不具合が発生し、閲覧できなかったり、インターネットでの
ご注文が出来なくなってしまいました。
お客様にはご不便とご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ありませんでした。
謹んでお詫び申し上げます。
今後とも、何卒よろしくお願い致します。
株式会社まっち

at 21:43, まっちブログ, (株)まっち

comments(0), trackbacks(0), -

砂川しげひさ先生を悼む



また哀しい訃報です。
漫画家の砂川しげひさ先生が6日お亡くなりになりました。
大変残念です。
また、昭和と青春が終わってしまいました。

若い頃、雑誌でよく拝読していました。
これでもかと言うくらいシンプルな絵で、素朴な味のある線でした。
描こうと思っても描けません。

当時、園山俊二先生、秋竜山先生、谷岡ヤスジ先生、黒鉄ヒロシ先生
(順不同)などのナンセンス作家さんが好きでした。(今も好きですが)
その内のお一人が砂川先生でした。
自分で言うのも何なんですが、私の描くマンガは恐れ多いのですが先生に似ていると
友人に言われたことがあります。(レベルは比較になりませんが)

コマの変わり方がなんとも言えない気持ちのよさで、こちらの
視覚が踊らされる動きのあるものでした。
絵も素朴で、可愛いです。
先週も省略のことを書きましたが、省略の妙があります。

砂川先生はクラシック音楽がお好きだそうで、エッセイ本を上梓されています。
その本の中で、手塚治虫先生の影響を受けていると仰っています。
遠近法、アップの画面など。
手塚先生の神さまのように丸ペンでキレイな線は描けなかったそうです。
ソフトで温かみのある線と表現なさっています。
仕方なく、独自の線を編み出したそうです。
私からすればその線も、素晴らしいと思うのですが。
奥が深いですね。

また、その本の中で元号が平成に変わった時のことも書かれています。
ラジオの内容が悪くなったと時代の変化にお怒りでした。
今年その平成も終わり、元号が変わります。
先生がお元気なら、新しい時代をどのようにお感じになるでしょう?
良い時代になればいいのですが。

上の絵は先生の作品「寄らば斬るド」を模写したものです。
(ネットに載っていた絵を参考にさせて頂きました)
線が違いますね。真似できません。(鉛筆ですが)
色はあえて付けていません。世界観が変わってしまうので。
但しタイトルの文字は先生をイメージした色で塗りました。
合っているかどうか、心配ですが。
ご冥福をお祈りいたします。

at 21:24, まっちブログ, 工場長 新井

comments(0), trackbacks(0), -