<< 河原と水辺 | main | 緑に浮き上がる白い花 >>

ムシトリナデシコ



熊本、鹿児島の水害が大変なことになりました。
被災地の皆様には謹んでお見舞い申し上げます。
昔、美しい球磨川沿いを電車に乗って旅したことを思い出します。

川は自然豊かで美しいし、潤いを与えてくれます。
そんな川の存在感を先週改めて感じたところですが、水害の一面も合わせ持つ
ことを考えると複雑な心境になります。(川だけの問題ではありませんが)

上の絵は先週千曲川の河原で見たムシトリナデシコです。
(ブライトカラーとポスターカラーを使用しています。)
ヨーロッパ原産で江戸時代に観賞用に入ってきたものが野生化したそうです。
こういうケースで野生化する野草 多いですね。

ムシトリと名前が付いているので食虫植物かと思いきや、そうではなく茎の
上部の節から粘液を出して虫をくっつけるだけらしい。
とは言っても、アリなど這ってくる虫を花まで行かせないようにするちゃんと
した理由があるそうです。

2年草ですが、河原なので増水すればすぐに流されるか傷ついてしまう境遇に
おかれています。
先週見たものは、相当傷ついて横たわって枯草も絡みついて弱っていました。
(そのように見えました)
花もまばらで少なく、たぶん流れに もぎ取られてしまったのでしょう。

先日は雨が降り雨量も多く増水したと思うので、花は今 もう無くなっている
ことでしょう。
刹那的で、悲しいですね。普段、気にかけていませんが河原はいつも変化して
います。
これも自然の成り行き、しょうがないですね。

咲いていた一時を絵にして残すことができたので花への愛おしさが湧きます。
この絵が処分されなければ、永遠に紙の上で咲き続けます。周りの空気感も
一緒にです。
考えれば、風景画も同じでその時の対象や空気感はいつまでも残ります。
作者の心情も。
明治、大正時代の絵を見ると、その時代の空気感じますね。
時代に憧れ、タイムスリップしたくなります。
絵っていいですね。

at 14:52, まっちブログ, 工場長 新井

comments(0), -, -

コメント