<< one world  together at home コンサート | main | 新緑 2020年 >>

あまびえ



先日のNHKの日曜美術館で「疫病をこえて 人は何を描いてきたか」が放送されました。
昔、日本も西洋も疫病が流行り人々を苦しめてきましたが、人間はそれを乗り越えてきました。
一つの救いになったのは、絵画の力だったとの内容でした。

日本では疫病を鬼として描き、それを退治する神様が描かれ、(辟邪絵というそうです)人々は
それを見て安心感を覚えたという。
念仏を唱えた人の名簿を鬼に渡し、危害を加えないことを鬼に約束させた場面の絵もあります。
目に見えない疫病を可視化し絵巻物で物語化し、向き合ってきました。
なぜか疫病を表した鬼はユーモアに描かれ、当時の人間の心の余裕も感じられます。
戦うというよりも共生するという姿勢です。

江戸末期に「あまびえ」という妖怪が描かれたかわら版が残されています。
これが不思議な容姿で鳥のようなくちばし、ひし形の目、長い髪、胴には魚のような鱗、3本の脚で、
ユーモラスなかわいい妖怪で、日本らしい。
豊作と疫病の予言をするそうです。姿を見た者は絵を描いて人に見せよと告げる。

今これがブームでいろいろな人がオリジナルな「あまびえ」を描き、SNSに投稿しています。
(特徴は保って、意匠を創作しています)菓子やグッズも出ています。
疫病から守ってくれるよう願いが込められています。
「あまびこ」という妖怪もあって、疫病から守ってくれるそうです。
「あまびえ」は「あまびこ」の書き間違えか、書き換えたと推測されるそうです。

「あまびえ」は疫病から守ってくれるありがたい妖怪なんです。
投稿を見た人は、ほっこりしてその時だけでも気持ちが和らいでいると思います。ありがたいです。

前回のブログでは音楽の力を感じたと描きましたが、絵も人間に力を与えてくれますね。
音楽も絵画にも感謝です。。

私も「あまびえ」を描いてみました。
内容は50代以下の人にはぴんとこないかもしれません。すみません。
でも、皆さんを守ってくれますように願っています。

at 15:39, まっちブログ, 工場長 新井

comments(0), -, -

コメント