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ジョージア・オキーフ



コロナウイルスの影響で外出がままならず、本棚を眺めていたら
ジョージア・オキーフの伝記絵本が目に止まった。
「私、ジョージア」というタイトルで、作者はジャネット・ウインター、
翻訳は長田弘さんです。(2015年にお亡くなりになりました)
みすず書房から2001年に出版されました。(購入して19年も経つのか・・・しみじみ)

幼少の頃から98歳に亡くなるまでの芸術に捧げた人生を簡潔に、彼女の信念が分かるように
描かれています。良い絵本です。
彼女はアメリカ人で1887年(明治20年)生まれ、1986年(昭和61年)死没です。

ジョージアと言えば、花をすごく大きく画面いっぱいに描いたことで有名ですね。
日本でいえば大正後半から昭和前半頃でしょうか。抽象画の先駆けだったそうです。
とにかく、幼少の頃から絵が好きでいつも描いていたそうです。
その頃から、芸術家になると心で決めていたそうです。
美術学校を出るも、それまでの美術の価値観では満足しませんでした。
「私が描きたいものは、人に教わったものとは形も、図柄も違っていた」と言っています。
自分を大事にし、強い意志を感じます。

花を注意深く観察し、自分が見たままをみんなにも分かってほしくて、大きく描いたそうです。
それまであった絵画から見れば、インパクトがあって世の中の人はびっくりしたでしょうね。
対象物で画面いっぱいに覆いつくすなんてね。
20世紀美術に大きな功績を残し、「アメリカモダニズムの母」と呼ばれているそうです。

ジョージアは写真家のアルフレッド・スティーグリッツと結婚しました。
こちらも近代芸術写真のパイオニアと言われているそうです。
夫婦そろってまあーすごいこと。
彼が撮った写真でしょうか、彼女のポートレイトが残っていて、それがカッコいいんです。
強い意志の内面が滲み出ている作品です。

大きく花を描くということは、相対的に自分が小さくなって対象物を見るということですね。
今日庭のラッパスイセンを見ていたら、春らしくきれいで改めていいなと思いました。
よく見れば、花が葉から上の位置に咲いており、花だけが際立っています。
色が黄色で形もラッパ型なので、いやでも虫が寄って来ておしべに行きつくと思いました。
植物の戦略ですよね。

ジョージアが虫の目線を意識したかどうかは分かりませんが、相手(花)の気持ちになって
いたことは間違いないと思います。
深く観察すると言うことはそう言うことでしょう。

外出がままならない今、身の回りにあるものを意識して眺め、何か発見できるものを
見つけましょう。この時間を利用して。
ジョージアも言っています。求めているものは身近にある。と。

at 19:02, まっちブログ, 工場長 新井

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