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農民美術



信州 上田市立美術館サントミューゼで開かれている
「農民美術 児童自由画 100年展」に行ってきました。(2月24日まで開催)

山本鼎が始めた「農民美術運動」「児童自由画教育運動」が100年目になり、その功績を
振り返る展覧会です。

鼎はロシアで見た農民の手工芸品に感銘を受け、日本の農閑期の農民にもできると考え
第二の故郷でもある上田市で指導し制作を始めた。
販売して収入を得る副業にもなりました。
鼎は「農民美術」と呼び全国に広める運動をしました。
戦時中は下火になったものの、戦後再び上田市では復興しています。

作品は木彫りの木っ端人形、家具、刺繍などですが、気に入っているのは木っ端人形です。
手のひらに乗る大きさで素朴でかわいい。味わいがあります。
モチーフは仕事、祭り、スポーツなどですが、昔の風俗は絵になりますね。
何か人間的で原風景のような感じがします。
それにしても、単純化されたフォルムでも、身体のバランスが良く取れていて、動きがあります。
当時の農民の方、みんなセンスが良かったんですねー。
山本鼎さん、それらを引き出し導いてくれた偉大な方でしたね。
現代でも眠っている才能は誰でも持っているのではないでしょうか。
現代の鼎さんが現れないかなー。
児童の自由画については、本ブログ2014.3.22で紹介していますのでよろしかったら
ご覧ください。

上のイラストは木っ端人形(パンフの写真を見て描きました/写真が小さくて苦労しました)と、
農民美術の研究所として建てられた建物です。
(1923年に開所。北欧の茅葺民家をイメージしたそうです)です。
この建物、今は壊されてありません。ひじょーに残念です。
後ろに立っているのが山本鼎先生です。ダンディです。さすがヨーロッパ帰りです。

今回の展覧会、手仕事の良さを改めて感じた会でした。それと身近な文化大事にしたいですね。



at 19:56, まっちブログ, 工場長 新井

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