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雪にもいろいろ



寒くなりました。
本来の冬の寒さと雪が戻ってきましたね。
信州でも雪が降り、雪のイベントができるようになりました。
昨夜、我が家の付近も雪が降り今朝薄っすら積もっていました。

雪にもいろいろな雪があり、表情も豊かです。
日本の風情です。
中原中也の「生ひ立ちの歌」という詩があり、中也の人生の変遷を雪に例えて
うたっています。
雪の状態の比喩が面白いです。
「真綿のよう」「花びらのよう」「いとしめやかに」とか「いとなよびかになつかしく」とか
「なよびか」なんて知らない言葉でした。
雪もこんな風にいろいろ表現できるんだと。
これは中也の心の反映で、鏡なんですね。
そう思うと、自分も雪を見たときどんな風に言葉を発するか。
雪景色を描くときには心の中で、つぶやいて描くといいかもしれません。

皆さんもつぶやいてみてください。
あっ、これって雨でも風でも匂いでもなんでもいいんですよね。
作る絵の具の色が変わってくるかもしれません。

中也は1937年、30歳の若さで亡くなっています。早すぎますね。
「汚れつちまつた悲しみに」はあまりに有名ですが、他にも面白い作品がありそうで
開拓したいです。

at 20:18, まっちブログ, 工場長 新井

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