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夏草の栄枯盛衰



9月に入って、季節は正直です。
夏に存在感のあった雑草で早くも去ったものがあります。
工場の敷地内に生えていたビロードモウズイカが枯れてしまい、干からびています。
夏の間うすめのグリーンで2mほどに伸びた茎の先の花穂に黄色い花をいくつも
咲かせていました。南国風でかわいい花です。
それがいつの間にか枯れ、葉緑素一切なしで茶色一色、大きな葉も垂れ下がり
カールして丸まっています。まるで植物のミイラ。
残暑が残っていますが、否応なく夏の終わりを告げています。
今度出てくるのは、2年草なので来年は葉だけで花は再来年になります。

ところが、同じ夏草(多年草ですが)であるヘクソカズラはまだ元気です。
茎や葉に悪臭があるので、こんな名前が付けられたそうです。花は可愛いのにね。
そのヘクソカズラ、こともあろうに枯れてしまったビロードモウズイカに巻付き、
すまし顔で花を咲かせています。モウ氏(長いので略します)のこげ茶に、緑の葉が際立っています。
そのコントラストにため息が出ます。(大げさ)
モウ氏が枯れる前からその状態だったかもしれませんが、ヘク氏(これも略します)は何という慈悲のなさ。
栄枯盛衰、儚さを感じます。

やがて己も冬枯れするのに、ヘク氏どんな気持ちでしょうか。
巻き付いて光を受けていくしかない蔓性の植物の悲しい性なので仕方ないですかね。
ヘク氏の歌は万葉集にも一首あり、その巻き付き力を称えるような歌です。検索してみて下さい。

ですので、少しでも長く今の状態を保って花を咲かせ続けて下さいとあえて言います。
蜂も喜びます。夏の名残です。
実(黄色)を成す仕事もありますしね。

at 18:14, まっちブログ, 工場長 新井

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