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無言館2019



昨日(8/16)、信州上田市にある「無言館」に行って来ました。
一昨日で終戦74年目となりました。

無言館は戦争で命を落とした画学生の作品を展示している美術館です。
ここ数年毎年この時期に鎮魂の気持ちを込めて訪問させて頂いております。
あらためて平和の尊さを思い、永遠に続くことを願う気持ちになります。

展示作品を見て いつも思うことは、一般的な美術作品として鑑賞して
しまうことです。(所謂戦争画とか特別なものではなく)
作品の動機として戦争に気持ちが動かされたものもあるでしょうが、美術が
好きで、描くことが好きで、自然や人物などの対象物が好きで描いたのだと
思います。
そのことは現代でも同じです。
特に、タブロー以外のデッサンやスケッチ、はがき絵など見ていると、素の
人間性が浮かんできて、親近感を覚えます。
本当に絵が好きだったんだなーと強く伝わってきます。

しかし彼らにとって、時代が違ったということで、好きな創作が出来なくなって
しまったということです。
本当に悔しかった、無念だったと思います。
自分に置き換えても、明日から描くことが出来なくなったら大変つらいことです。

彼らと もし話が出来たら、美術談義がしたいです。
好きな画家は誰? この作品 構図が素晴らしいね、この色がいいね、テクニック
すごいね などといった感じで。
実際作品を見ていると参考になり、マネしてみようと思うことがあります。
自分も日常のことをもっとスケッチしてみようなど、モチベーションの刺激にも
なります。
来年も来て、心の中で対話出来たらいいなと思います。
次世代の私たちは平和な時代が続くように心がけることがせめてもの供養になるのでしょうか。

上のスケッチは昨日の無言館です。林の中に静かに佇み、蝉の鳴き声が響いていました。
あの夏も蝉が鳴いていたのでしょう。それは同じだと思うと無常観も感じます。

at 22:58, まっちブログ, 工場長 新井

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