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草紅葉



先週は寒くなりましたが、この週末暖かさが戻りました。
このまま寒くなってしまうのかと少し淋しく、身も心もこわばっていましたが、
ほっとした気持ちになりました。でもつかの間ですかね。

昨日は天気もよく、紅葉を描きに行きましたが、桜など葉が散りピークも過ぎようと
している感じでした。もう11月に入りましたもんねー。(地域によって違うでしょうが)

紅葉と言えば木々に目がいきますが、足元の草たちも負けずに色づきます。
「草紅葉(くさもみじ)」と言うそうです。
草の紅葉を見ても楽しいものです。夏にあんな感じだったのに秋はこうなるのか、
やがて枯れ、春にはまた芽吹くんだなあと、雑草の生命を愛おしく思います。

昨日行ったところは、上田市塩田(信州の鎌倉と言われています)で独鈷山の
ふもとあたりです。
信州に移り住んでから何度も訪れ、描くところも多く私にとっては とても落ち着ける
地域です。
上のスケッチは大きな樹木の紅葉と古民家の取り合わせが信州らしくて描きました。
道路の法面も草が色づき、やがて末枯れ(うらがれ)になろうとしています。
草紅葉の俳句にこんなのがありました。
「草々の力尽せし紅葉かな/藤本安騎生」雑草が愛おしくなるでしょ。

at 19:35, まっちブログ, 工場長 新井

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