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檸檬(小説)




梶井基次郎の「檸檬」を読みました。
教科書によく載っているそうですが、私には記憶がございません。(世代が違うのかな)
漢字の「檸檬」の雰囲気が良くて何故か惹きつけられ、いつかは読みたいと思っていました。

理解力の乏しい自分には難解でした。
一体主人公に何があったのー?
そして檸檬の意味するものは?

ネットに載っている解説を参考に自分の感想を簡単に述べてみますと。
人生はままならないということか。
心の悩み・不安やストレスを抱えているが、元気の出る何かで払拭できるまたは和らげられる
ということか。その何かは小説の中では檸檬つうことか。
心の悩み・不安やストレスは人それぞれ違う、払拭できる何かも違う。
それぞれ 払拭できる何かを見つけて頑張ろうつうことですか。あー浅薄な感想。
でもそう思ったんですから、これからそう出来ればと思います。

梶井基次郎、レモンが好きだったのでしょうかね。
作品中、主人公は檸檬に対し3つの感覚で捉えています。
視覚(色と形)触覚(冷たさ)嗅覚(臭い)です。
味覚と聴覚は出てきません。酸っぱいのは苦手でしたかね?

色に対し面白い表現があります。
「一体私はあの檸檬が好きだ。レモンエロウの絵具をチューブから搾り出して固めたようなあの
単純な色も、それからあの丈の詰まった紡錘形の格好も。」
ちょっと待って、主従逆転してませんか?檸檬の色があって絵の具のレモンエロウがあるのでは
なかとですか?(今西郷どん見てます)
認知度は絵の具の方が先だった?
いやいや、レモンが日本にやってきたのは明治だそうで、大正末期には(小説檸檬は大正14年文芸誌「青空」で発表)もう一般的になっていたと思います。
実際作品の中で「檸檬など極ありふれている」と主人公が言っています。
梶井基次郎は絵画にも関心が高かったそうで、小説にも生きているとか。
作品の中でも「想像の絵の具を塗りつけていく・・」という記述もあります。
また、「みすぼらしい」とか「裏通り」とかに惹きつけられると主人公は言っています。
それって絵のモチーフにもなりますよね。
確か坂口安吾も汚い工場が美しいとか同じようなことを言ってます。
梶井は芸術的捉え方・視点で物事を見ていたのではないでしょうかね。
色先行の見方もあると思います。
私の勝手な推測ですが。
梶井が亡くなった後、彼の作品の評価が高まり 後の作家たちにも影響を及ぼしたそうです。
彼は残念なことに昭和9年、31歳で結核のため亡くなりました。惜しいですね。

at 21:16, まっちブログ, 工場長 新井

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