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篠田桃紅先生



篠田桃紅展に行って来ました。
上田市サントミューゼで開催中(7/22まで)

今年105歳になる芸術家で、水墨抽象画というスタイルを確立と紹介されています。
5歳で書道から入り、その後その枠を外れ墨で描く抽象の世界に発展させていきました。
確かに、それまでにない表現で素晴らしい芸術だと思います。
詩や熟語などの文字をアブストラクトアートのように変化させています。
さらに、文字ではなく抽象形態で平面構成もして、まさにモダンアート。
これが、建築とよくマッチングします。和洋問わず。
建築家丹下健三先生と出会いコラボもしています。

作品は墨の濃淡や滲み・かすれを効果的に利用し表現しています。
墨をこよなく愛し作品を創作しています。
桃紅先生は、墨は日本的な気候風土に合っていると言っています。
もう一つ重要な要素は支持体である和紙です。墨の効果を最大限引き出しています。
日本画のように背景に金箔、銀箔も使い表現の幅・奥行を広げています。
それらの余白の美もインパクトがあります。
他に、金泥、銀泥、緑青、朱で色彩の効果も広げ、変化をもたらし、画面を引き締めています。
線の緊張感がピーンと伝わってきて、良くこんな線が一発で描けるなと感心します。
精神もそうですが体にも一本芯が通っているみたいです。集中力がすごいと思います。

作品を見ていて思うのですが、絵画は形態、色彩、素材が、当たり前ですけど大事なんだなと。
それらの要素の掛け合わせで、無限に表現が広がります。

桃紅先生のチャレンジ精神、美の追求の姿勢は素晴らしく、105歳の今も衰えていません。
体は衰えても精神は衰えてはいない。老いて分かることもある、老いのマイナス面ばかばかりを
見てはいけないと仰っています。
また作品も体力が衰えたなりに描けばよいとも。
私などシニアにとって、大変心強いお言葉で、勇気づけられます。まだまだ小僧ですかね。
いつまでも元気で創作を続けて、作品で感動させてほしいと思います。

桃紅先生についてはこのブログで過去にも、書かせて頂いています。
2014年9月13日(百歳)

上のイラストは桃紅先生がアメリカに渡ったころ(約60年前の頃)の写真を元に描きました。
(鉛筆に淡彩)
和服姿が魅力的です。ニューヨーカーも魅了したことでしょう。

at 01:41, まっちブログ, 工場長 新井

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