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ムクゲの種



先週は春に向けて動きだすということで、ドウダンツツジの冬芽を描きました。
今週も同じテーマで、ムクゲの種です。
夏に毎日花を咲かせ楽しませてくれるムクゲ(槿)ですが、時期が終わればその存在を
忘れがちです。

庭に出て、春の兆しを探していますがいくつか目にできました。
その中で初めて知りましたが、ムクゲの種を見つけました。
(冬はどうしても関心が薄くなっていますので、今まで気が付きませんでした)
実が熟し枯れた後、ホオズキのような形の殻が残ります。
その中に種が詰まっています。
殻は いつの間にか五つぐらいに裂けて開いていました。
(秋から冬にかけて裂けるらしいです)
その中の種が落ちて、地面に着地し発芽し根も伸ばすんですよね。
驚いたことにその種、丸めのクロワッサンのような形で、その周りに綿毛がびっしり。
ボアのような感じです。
おしゃれと言うより、長老のような雰囲気。可愛いです。
でも、それで飛ぶには本体が重いのではないかと心配です。

今まで暗い殻の中にいて やっと外に出、外光を浴びてビックリすることでしょう。
まぶしいでしょうねー、サングラスを貸してやりたいぐらいです。(余計なお世話?)
春〜夏に向かってこれからが始まりです。動き始めます。
自然の営み、その仕組み 素晴らしいですね。

しかし、種としての期間は短く やがて芽が出て、根が生えて主役の座は移っていきます。
お疲れ様と言って労いたいです。
光を浴びて、はじけたことも青春として、燦然として輝くことでしょう。
耐え忍んだ冬があって、春・夏がある。
寒いけど、始まりの季節 自分も頑張ろうと思います。

at 19:12, まっちブログ, 工場長 新井

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