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秋から冬へ



12月になりましたね。今年も暮れていくのですねー。
冬が徐々に深まっていきます。
風が冷たくなり身に沁みます。ぶるぶるー。
紅葉から冬枯れの山への変化。きれいです。
植物も、動物も、人も冬支度に忙しいです。
これも、初冬の風物詩。

この時期をファンタジックに描いた素敵で味わい深い絵本があります。
「かぜのおまつり」(いぬいともこ先生 作・梶山俊夫先生 絵)(福音館書店)です。
秋から冬に変わる日本の山の美しさが、やまと絵のようなタッチで描かれています。
和紙だと思いますが、墨で輪郭を描き、水彩だと思いますが彩色しています。
空気の動きも感じます。

主人公は「ふうこ」という女の子と、風の「こがらしこぞう」「きたかぜこぞう」ですが
他にも熊や植物などが登場します。
それぞれ、冬に向けて生きています。全部が主人公かもしれません。
ファンタジーながら自然の摂理を教えてくれていると思います。
小さな子が、初めて感じる季節の変化、心細さも感じます。
家族の暖かさもあります。
それは誰もが持っている小さな頃の郷愁です。
そういえば、芥川の「トロッコ」も少年の心細さを感じました。(好きな作品です)

でも、こんなわびしさも、暮れや正月になると一気に浮かれ気分になって忘れてしまいます。
・・・・これも日本人の感性?・・・・・

at 23:02, まっちブログ, 工場長 新井

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