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フジバカマ



またまた秋の七草です、すみません。
今日はフジバカマです。

先日、農協のスーパーで農家さんが野菜など直接持ち込み売っているコーナーで、
苗木を200円で売っていたので買いました。(1鉢だけ残っていました)
花はまだ蕾の状態です。

フジバカマは秋の七草の中で唯一の帰化植物です。
中国原産のキク科ヒヨドリバナ属の多年草だそうです。
花の色が藤色、形が袴に似ているからその名が付きました。

万葉集にただ一首、山上憶良が秋の七草として歌を詠んでいます。
奈良時代には、すでに帰化し自生していたそうですよ。
後の時代にも長い間、日本人に親しまれてきました。歌にも詠まれました。
淡いピンクが雅な雰囲気を醸し出しています。

ところがですよ、今は準絶滅危惧種らしいです。
確認できない県もあるそうです。
なんでそんなことに?
実はフジバカマが自生できる環境が破壊されてどんどん減っていったそうです。
動物ではよく聞く話ですが植物でもあるのですね。ちょっと寂しいですね。
可憐な花なのに・・・・何とかならないでしょうかね。

園芸用で売っているものは、日本産ではないかもしれないそうです。
本種でないかもしれない。
では私が買ったものは?どちらか、ちょっと心配です。

フジバカマの特徴に香りがあります。
刈り取った葉や茎から良い香りがします。
桜餅の葉のような匂い。クマリンという物質です。(ゆるキャラみたいですね)
日本では厠(トイレ)に吊るしたり、髪の中に匂い袋を入れたりして楽しんだそうです。

昔は名前を蘭と言ったそうですが、明治になって蘭は花を楽しむ今の蘭(蘭花)、
フジバカマは香りの蘭草として区別したそうです。
蘭とは言わなくなったそうです。名前ジャックされたのです。おいたわしやー。

でも、熱烈なファンがいることが救いです。蝶です。フジバカマの花は蝶が好むようです。
有名なのはアサギマダラです。海を渡るあの蝶です。
今年はもう望めませんが、来年も花が咲いたら是非お越し頂きたいと思います。
来てくれたら嬉しいです。来年が待ち遠しいです。

本当に仲の良いお二方なので、フジバカマが絶滅したらどうなるのかな。
これも文明化の功罪ですね。
憶良さんが知ったら、悲しむでしょうね。

at 20:01, まっちブログ, 工場長 新井

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