まりや&ビートルズ



竹内まりやさんのデビュー40周年記念アルバムCD「Turntable」を購入しました。
昭和・平成・令和を代表する素晴らしいシンガーソングライターですよね。
同世代なので同じ音楽背景で育ったと思います。
なので今回発売されたこのCDは波長が合うというか、好きな内容です。
ご自身のオリジナル曲、他のシンガーに提供した曲のセルフカバー、洋楽のカバーと
広範囲に及びます。「色合いの違う私の歌」とご自身が仰っています。
特に洋楽のカバーはジャズ、カントリー、オールデイズポップス、フレンチポップスなど
幼少の頃から影響を受けた音楽たちです。
そしてなんといっても嬉しいことにビートルズの曲が12曲も入っています。
(ビートルズが他のアーティストをカバーした1曲が入っています。)
まりやさんは少女時代、ビートルズの曲に衝撃を受けたそうです。それから英語にも
興味を持ちアメリカに留学もしました。それだから洋楽の興味もいや増したのでしょうね。
他の洋楽でも「KOMMENT TE DIRE ADIEU/さよならを教えて」(フランソワーズ・アルディ)、
「DON’T IT MAKE MY BROWN EYES BLUE/瞳のささやき」(クリスタル・ゲイル)が入っているのが
また嬉しい。

ビートルズのカバーはアレンジ無しに原曲に忠実に音楽仲間と演奏していますが、これが素晴らしい。
さすが一流ミュージシャンは違うなーと感心。楽しくなります。
まりやさんは原曲と同じキーで歌っています。低い声でも無理なく歌っていて感心しました。
「THE NIGHT BEFORE」(ポールの曲)が入っているのが嬉しいです。
例によって聞き比べしてみたくなり、12曲を曲ごとにビートルズオリジナル・まりやさん、
と並べてプレイリストを作り繰り返し聞いて楽しんでいます。
歌はさすがに女性のまりやさんなので、テイストが違いますがそれはそれでいいのです。
「THIS BOY」などはまりやさんが作った曲に思えてしまいます。
ここのドラム演奏、ここのベース演奏と教えてくれているようで、オリジナルを聞いてそうかそうかと
再発見、新発見しています。新鮮に聞こえるので不思議です。
まりやさんと仲間たち、楽しんでいるのがよく分かります。ビートルズの好きさ加減も伝わってきます。
聴いている自分も楽しい。ビートル仲間になれたような。

聴いていて改めて気が付きました。テーマやテクニックは真似していいんだと。
絵でも同じですよね。マネ(洒落ではありません)やモネ、ドガやゴッホなど、日本の美術を真似して
いるじゃないですか。
芸術を追及しているのでしょうが、絶対面白がっているに違いありません。
それを見た他人も楽しみ、何かを感じることも確かです。
好きな画家やアーティスト、真似したり観察して参考にしたり、使わない手はありませんよね。
その次にオリジナルに発展させればいいんです。
また、自身の昔の作品も刺激になったりします。忘れていた何かがあったりします。(セルフカバーですかね)
そう思うとまた何か描きたくなります。

at 17:42, まっちブログ, 工場長 新井

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ありがとう嘉風関



大相撲の嘉風関が引退されました。
もうあのきびきびした相撲が見られないと思うと淋しい限りです。
現在は右ヒザ怪我のリハビリ中だそうです。
怪我が重く、休場を重ね来場所は幕下に転落となるので苦渋の決断だったと思います。

37歳と関取最年長で、その頑張っている姿は私たちシニアの希望の星でした。
はつらつとした取り口で元気をもらいました。
スピード感あふれ、気迫あふれる突き押しの取り口に魅了されました。
低く当たり、すっと相手の懐に入ってまわしを取り、頭を付け一気に寄ることも得意でした。
眼を怪我していても怯むことなく頭からガツンと当たっていくその勇気と思い切りの良さ、
最後まであきらめない気力に圧倒されました。
立ち合いもきれいでしたね。

殊勲賞2回、敢闘賞4回、技能賞4回、金星8個は素晴らしい成績だと思います。
想い出に残る取り組みは、金星もそうですが2018年名古屋場の14日目です。
それまで初日から13連敗。嘉風関どうしちゃったんだろう、元気がないなーと
心配をしましたが、14日目は目の覚めるような内容で完勝。(相手は明生関でした)
嘉風らしい相撲で胸がすく思いでした。
元気な嘉風関が戻って来てくれたと、それまでのモヤモヤがパッと晴れ、13連敗なんて
どうでもいいやと思いました。
まわしのエメラルドグリーンも印象に残っています。

似顔絵を描いていて思ったのですが、なんとなく仏像の面立ちに似ていることです。
優しく慈悲深い雰囲気ありませんか?
取り組みの後の表情も勝っても負けても、平常心を保っているような落ちついた
感じでおおらかさがあります。
「心を磨くために相撲をとっている」と言っていることが分かる気がします。
心は偉大な横綱です。品があります。
最後は「土俵で散りたかった」と仰ったそうですがその気持ち、無念さが伝わってきます。
「散る」なんて言わないで下さい。ヨシ関の功績はずっと土俵上に咲き続けていますよ。

今後は中村親方として後進の指導にあたるそうです。
嘉風関の精神を引き継ぐ力士を育て、相撲界をけん引していってほしいですね。
(もう既に友風関が立派に後を継いでいますね)

at 14:35, まっちブログ, 工場長 新井

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夏草の栄枯盛衰



9月に入って、季節は正直です。
夏に存在感のあった雑草で早くも去ったものがあります。
工場の敷地内に生えていたビロードモウズイカが枯れてしまい、干からびています。
夏の間うすめのグリーンで2mほどに伸びた茎の先の花穂に黄色い花をいくつも
咲かせていました。南国風でかわいい花です。
それがいつの間にか枯れ、葉緑素一切なしで茶色一色、大きな葉も垂れ下がり
カールして丸まっています。まるで植物のミイラ。
残暑が残っていますが、否応なく夏の終わりを告げています。
今度出てくるのは、2年草なので来年は葉だけで花は再来年になります。

ところが、同じ夏草(多年草ですが)であるヘクソカズラはまだ元気です。
茎や葉に悪臭があるので、こんな名前が付けられたそうです。花は可愛いのにね。
そのヘクソカズラ、こともあろうに枯れてしまったビロードモウズイカに巻付き、
すまし顔で花を咲かせています。モウ氏(長いので略します)のこげ茶に、緑の葉が際立っています。
そのコントラストにため息が出ます。(大げさ)
モウ氏が枯れる前からその状態だったかもしれませんが、ヘク氏(これも略します)は何という慈悲のなさ。
栄枯盛衰、儚さを感じます。

やがて己も冬枯れするのに、ヘク氏どんな気持ちでしょうか。
巻き付いて光を受けていくしかない蔓性の植物の悲しい性なので仕方ないですかね。
ヘク氏の歌は万葉集にも一首あり、その巻き付き力を称えるような歌です。検索してみて下さい。

ですので、少しでも長く今の状態を保って花を咲かせ続けて下さいとあえて言います。
蜂も喜びます。夏の名残です。
実(黄色)を成す仕事もありますしね。

at 18:14, まっちブログ, 工場長 新井

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草取り



とうとう9月に入りました。
暑さも和らぎ幾分過ごしやすくなってきました。
しかし、我が家の庭の雑草の勢いはまだ衰えません。
先週は雨が降ったせいか かなり伸びました。
昨日は、夕方に草むしりです。
スベリヒユ、カタバミ、オヒシバが主なものですが、これらは庭の3大やっかい雑草と言っても
よいのではないでしょうか(主観です)。取っても取ってもまた生えてきます。
空き地や、道端では少しも気になりませんで、かえって何の草かなと気になります。(草地好き)

しかし、やっかいものと言っても 今年はもうじき秋になり、枯れたり 静かに越冬することを
思うとなんだか後ろめたい感じもします。
カタバミなど夕方になり花が閉じています。明日が来ることを信じています。
それを引きちぎってしまうのですからそんな気持ちに少し なります。

雑草は一般に強いと言われています。「雑草のように逞しい」とか言って。
が、静岡大学大学院教授の稲垣栄洋先生の著書「雑草はなぜそこに生えているのか」
(面白い本です。お勧め)によると本当は弱いものだそうです。
植物は光と土と水を奪い合って生きていて、強い植物に雑草は負けてしまうそうです。
多くの植物が生える森には生えてこないそうです。
そこで、戦わずに済む道端や畑に生えるのだそうです。人間の近くに。
稲垣先生が仰るには雑草を絶やすには取らないことだそうです。
えー、何って思うでしょ。
放っておくと、大きな植物が生え、やがて森になり負けてしまって絶えるのだと。
でも、そんなこと出来ないので、現実的ではないそうです。
結局、せっせと草取りするしかないんですねー。
暫くはゆく夏を雑草と一緒に惜しんでいきます。


at 17:38, まっちブログ, 工場長 新井

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葛飾北斎の絵手本






信州 小布施町の北斎館で開かれている「北斎から学ぶ植物・動物の描き方展」に行って来ました。
ご存じ、日本が世界に誇る巨匠葛飾北斎ですが、生涯3万点以上の作品を残し。フランスの印象派
にも影響を及ぼしたことは広く知られていることです。

驚くのは作品の多岐にわたることです。
表紙絵、狂歌絵本、読本絵、浮世絵版画(富岳三十六景が有名ですね)、肉筆画、工芸品のデザイン
(ウイリアムモリスみたいです。しかも50年以上前に)など。

今回の企画展はもう一つの作品郡「絵手本」です。
小さい頃から絵を描くのが好きで、いろいろなものを描きました。
そんな積み重ねで完成された技術を教科本・指南書として刊行しました。
弟子や同一派の絵師、一般の大衆にも大きな影響を与えました。
特に有名なものは「北斎漫画」ですよね。
描かれているものは、人物、動物、植物、妖怪、架空の動物、数え上げたらきりがありません。
人物は しぐさなどデッサンとして、ドガやゴーギャンも影響を受けているそうですよ。

今回、観賞して驚いたことは、対象物の形を「丸と角」で捉えると言っていることです。
円と、三角と、四角を元に描いたものが示されています。
これって、のちの時代のセザンヌが言っている「自然を円筒,円錐,球として取扱う」と
同じことですよね。キュービズムにも発展したのでしょうか?
セザンヌは立体ですが、北斎の絵を見ていても牛の背中など丸の連続で描いていてちゃんと立体を
意識しています。
北斎!すごい!

デッサンは平面で描きますが、対象物は立体でいろいろな面がつながっており、そしてできる線の
変化を描かなくてはいけませんですね。
北斎の絵に一筆画がありますが、これなど瞬時に立体を把握して一気に描く。クロッキーみたいな
ものでよく訓練されているなと思います。
北斎、鎖国時代の江戸で、西洋に負けない技法を確立していたとは驚きです。

1849年に90歳で亡くなりますが、生前「百歳で神妙の域を超える、百十歳で一点一各が
生きているようになる」と言っています。生きてほしかってですねー。明治になる19年前でした。

展覧会の最後に「富士越龍図」(常設)という墨絵がありましたが、絶筆に近い作品だそうです。
本人の気持ちがどう込められているかは分かりませんが、昇天していく龍が本人のように見え
うーんと心の中で唸ってしまいました。
北斎の絵、沢山見ればきっと沢山の発見があると思います。(沢山ありすぎますが)
歴史的資料にもなりますね。昔の景観壊したくないですね。

上のイラストはぶん回し(コンパス)で円を描いているところです。
想像でかきました。ぶん回しは下絵に使って、本図は手描きでしょうかね。
もう一つは、一筆画です。ショップで絵葉書を入れてくれた袋に印刷されたものです。
(ネットで本物が見れます)


at 13:51, まっちブログ, 工場長 新井

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無言館2019



昨日(8/16)、信州上田市にある「無言館」に行って来ました。
一昨日で終戦74年目となりました。

無言館は戦争で命を落とした画学生の作品を展示している美術館です。
ここ数年毎年この時期に鎮魂の気持ちを込めて訪問させて頂いております。
あらためて平和の尊さを思い、永遠に続くことを願う気持ちになります。

展示作品を見て いつも思うことは、一般的な美術作品として鑑賞して
しまうことです。(所謂戦争画とか特別なものではなく)
作品の動機として戦争に気持ちが動かされたものもあるでしょうが、美術が
好きで、描くことが好きで、自然や人物などの対象物が好きで描いたのだと
思います。
そのことは現代でも同じです。
特に、タブロー以外のデッサンやスケッチ、はがき絵など見ていると、素の
人間性が浮かんできて、親近感を覚えます。
本当に絵が好きだったんだなーと強く伝わってきます。

しかし彼らにとって、時代が違ったということで、好きな創作が出来なくなって
しまったということです。
本当に悔しかった、無念だったと思います。
自分に置き換えても、明日から描くことが出来なくなったら大変つらいことです。

彼らと もし話が出来たら、美術談義がしたいです。
好きな画家は誰? この作品 構図が素晴らしいね、この色がいいね、テクニック
すごいね などといった感じで。
実際作品を見ていると参考になり、マネしてみようと思うことがあります。
自分も日常のことをもっとスケッチしてみようなど、モチベーションの刺激にも
なります。
来年も来て、心の中で対話出来たらいいなと思います。
次世代の私たちは平和な時代が続くように心がけることがせめてもの供養になるのでしょうか。

上のスケッチは昨日の無言館です。林の中に静かに佇み、蝉の鳴き声が響いていました。
あの夏も蝉が鳴いていたのでしょう。それは同じだと思うと無常観も感じます。

at 22:58, まっちブログ, 工場長 新井

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村山槐多の愛した信州



天才画家 村山槐多(1896〜1919)が少年時代に描いた作品130点が発見されたそうです。
その新発見の作品を含む展覧会が7月27日〜9月1日の期間、信州上田市立美術館サントミューゼで
開催されています。今日、観覧してきました。

槐多は22歳で夭折し、今年は没後100年です。
愛知県の岡崎市に生まれ4歳で京都に移住します。それから18歳までを京都で過ごします。
その間の14歳の頃からの絵が新しく確認されたのです。
最初は京都の寺社や風景画などをパステルで描いていました。
これが槐多の発明した技法で、家具等の仕上げに使う樹脂を混ぜたり、刷り込んだりしているそうです。
私にはクレヨンに見えました。

従兄弟の山本鼎が絵の才能を認め、油彩の道具一式を与えたそうです。
パステル画もそうですが、始めた頃の油彩画も大人びていて素晴らしいです。
もはや少年の絵ではありません。
下図や習作、デッサンも残っていて本作を書く前に、試行錯誤する姿勢はまるで大人の画家です。

18歳から上京し画家の道を歩きます。
その後、信州の山本鼎の実家(現在の上田市)に滞在することもあり、自然に親しみ デッサンの
訓練に没頭します。
少年期から自然が好きで描いていますが、信州の自然も気に入ったことでしょう。
山や、田園、民家、農民など描き その作品が残っており、自然豊かで素朴で叙情あふれる
雰囲気が伝わってきます。
信州に住むものとしては、昔に思いが巡り、しみじみします。

最初は写実的な絵でしたが、後半は野生・本能のおもむくままに描くアニマリズムに
傾倒していきました。
これこそ、槐多の真骨頂だと思います。ただし、少年期の画家をめざしたころの
創作があってこそだと思います。

槐多は詩人でもあり、こちらもすごい作品を残しています。
恋多く(惚れっぽいんです)、破天荒な人で、横山大観、高村光太郎、与謝野晶子などにも
才能が認められていました。

残念ながら22歳で結核の為亡くなってしまいます。
惜しい才能を日本は失いました。
でも、残された絵や詩に触れると、なにか湧き上がってくるものがあります。
貴重な文化遺産です。触発され、創作に向かう人もいると思います。
ストレートに気持ちを作品に出すこと、またストレートに物事をとらえることを
意識したいです。時々、画集など広げて見たいと思います。

上のスケッチは私が20年ほど前に描いた信州上田市の塩田地区です。
少し大正期の雰囲気も残っているかな。

at 20:47, まっちブログ, 工場長 新井

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サマータイムブルース



長い梅雨が明けたら、猛暑の毎日で辟易です。
若い時はへっちゃらで、むしろ楽しんでいたくらいでした。
(もっとも、今の気候は昔と比べたら極端ですけどね)

その頃の夏を思い出すと聞きたくなる曲があります。
なんといっても一番はザ・フーの「サマータイムブルース」です。
エディ・コクランのカバーですが、1969年にアメリカで開催された野外コンサート
ウッドストックフェスティバルで演奏しました。
翌年そのコンサートの映画が公開され2度観に行きました。
すごいアーティストたちの競演でしたが(ジミヘン、ジョーン・バエズ、サンタナ、CSN、
ジャニス・ジョプリンなど)、特にザ・フーは演奏が印象に残っているグループです。
ボーカルのロジャー・ダルトリーは袖からフリンジを垂らした衣装でマイクを振り回すし
(フリンジも大きく揺れます)、ギターのピート・タウンゼントは白いつなぎ(新鮮でした)で
ジャンプはするし、ロジャーに負けじと腕をぐるぐる回してギターをかき鳴らす、最後には
ギターを叩きつけるパフォーマンス。
かっこよくて絵になるバンドでした。
サマータイムブルースはコミカルな曲でもちゃんとロックになっています。
当時の若者の心をとらえた良い曲だと思います。

ウッドストックコンサートは3日間通して演奏され、集まった観客はなんと40万人。
当時若者の自由を求める大きなムーブメント(ヒッピー文化)がおき、ヴェトナム戦争で疲弊した
社会に強く平和を訴えるものでした。男が花柄のシャツを着るなど自由で、主張できるファッションも
生まれました。
日本からすると、そこまでの文化は当時なかったし、驚きと憧れでした。(後に影響を受けていきます)
そんな若者達が集まり、音楽で盛り上がり通底した連帯感を高めたと思います。
演奏された曲は、反戦や自由、平和を歌ったものが多かったと記憶しています。
スーパーフライさんの「1969」という曲がありますが、当時のロックシーンへの憧れを
歌っています。やはり黄金期だったのかもしれません。

あの熱い連帯感のある若者ブームが懐かしく、再び形を変えてでも起こらないかなと思う夏です。
しかし皆様、暑さでは体調を崩さぬようくれぐれもご注意下さい

at 20:01, まっちブログ, 工場長 新井

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筆者作


ベン・シャーン作

新聞にスペインの老舗ブランド「 ロエベ」のデザイナー ジョナサン・アンダーソン氏のコメントが
紹介されていました。
「手で物を作ることは、人間が本来持つ自己表現の基本。デジタル社会で現実と虚構の間の乖離が
ある中、人間性を維持するために必要だから」というものでした。

クリエイティブディレクターのジョナサン・アンダーソン氏は「クラフト プライズ」を
発案し2016年に創設しました。詳細は「ロエベクラフトプライズ」で検索してみて下さい。

氏の意見に全く同感です。
やはり手を動かしてその中で創作が生まれる。手が脳を先導する感じですかね。

2007年に文化出版社から発行された「“手”をめぐる四百字」という本があります。
サブタイトルは「文字は人なり、手は人生なり」というもので、50人のクリエーターが400字詰めの
原稿用紙に書いて寄稿しています。
それがそのまま、掲載されています。それぞれ文字に味があっていいです。
手に対するこだわり、特別な思いは色々なクリエーターに共通する認識だと思います。

その中で志村ふくみ先生の言葉で印象的なものがありました。
「手の先に神が宿ると。」と聞いたことがある。
「手はその人の願いごとに従いゆくとも聞いた。こころざしかたく生きているその人に手はどこまでも
 ついてゆくと。」

あらためて思います。志しを強く持って、手を鍛えなければなりませんね。
とにかく使う。
手には表情があります。身体で言えば顔の次ですかね。でも、顔は作り顔もあります。
そういう意味では手は正直です。
その人の生き方、仕事などそのまま出るでしょうね。

どんな手が良いとは言えません。それぞれ良いに決まってます。
一所懸命やればおのずと良い表情が現れるでしょうね。

さて、上の絵は私の今日の手です。
「休日の手」です。手にも表情があると書きましたが、どうですか?下手ですが。
自画像はよく描かれますが、手も描くと面白いですかね。自画手?
ずっと長い間、人生を重ねていく中で。どう変化していくか?

手は描くのが難しいです。
魅力的なのはモナリザの手、デューラーのデッサン、上村松園の「序の舞」の扇を持つ手、
写楽の手、などなど。
線が素晴らしいのはベン・シャーン 魂が感じられます。
上の美術手帳の表紙絵がそうです。
リルケの詩「マルテの手記」の為に描いたリトグラフの版画集の一部らしいです。
始めてリルケの著書を読んだときの感情を表現したものだそうです。
こんな絵が描けたらいいですよね。修業が足りません。



at 21:07, まっちブログ, 工場長 新井

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タイマツソウ



知人よりタイマツソウ(タイマツバナ)を頂きました。
早速、庭に植え、我が家の仲間入りです。
道路側なので、散歩の方の目の保養になればと思います。

別名ベルガモット(ベルガモットオレンジに香りが似ているから)
シソ科モナルダ属、多年草
原産国は北アメリカ、カナダ、メキシコ
花は夏に咲き、色はピンクの他、赤、白、紫などあるそうです。
ハーブです。

花の形がふわっとして可愛いです。
花びらとおしべが細くて放射状に伸びて球状になっています。
ドレッシーな服の髪飾りにもなりそうです。
夏中咲くので、楽しみです。見ている間は暑さを忘れられそうです。

上のスケッチはブライトカラー使用です。

at 19:15, まっちブログ, 工場長 新井

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