レイン(ビートルズ)



梅雨時なので雨の曲の話を。
国内外に沢山ありますね。

でもしかし、私にとって何といってもビートルズの「RAIN」です。
1966年の作品で「PAPERBACK WRITER」のB面として発売されました。
ジョンの曲で、実験的な録音方法をとっていて不思議な雰囲気が。
最後の部分の逆回し、録音速度を早くしたり遅くしたりです。

曲として、大好きです。
ジョンの淡々とした外連味の無いボーカルがいいです。
歌い始めは、雨が降ってきたなーという雰囲気がよく出ています。
また、リンゴのドラムがいい。(本人はビトールズのレコードではベストプレイと言っているそうです。)
そして、我がポール(ごめんなさい大ファンなので)のベース、ポンポン弾くような音で雨だれですかね。
アイデアマンです。発売時はまだ23歳の若さです。天才!
ビートルズが皆息が合って、生き生きしていた時期ですよね。楽しそう。

歌詞なんですが、これまた 突き放したような歌詞で、拍子抜け。
雨なので詩情豊かにしっとりと思うのですが、違います。
雨が降っても何も変わらない。雨が降っても気にしない。
気分次第だと。というものです。
日本だと自然を受け入れるので、雨の情緒を歌いますが、そこが違いますね。

やはり西洋のキリスト教文化なので自然と距離を置く文化だからなのでしょうか。
それとも音楽で常識を打ち破って革新的な作品を創作してきた彼らなりのニヒリズムでしょうかね。
でも当時の若者はそんな気分を受け入れたのでしょうね。時代が進んでも若者の のりは同じですね。

この曲を聴いた後、明日雨が降ったら どんな気分になるのか?
分かりません。
思い出すのは昔の雨の日です。やはり日本人?

上のイラストは、ずっと後になるアビーロードのジャケットを雨にしてみました。

at 17:05, まっちブログ, 工場長 新井

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三四郎



夏目漱石が若者に語った文学論全文が掲載された雑誌が近ごろ確認されたそうです。
「青年評論」という明治41年9月に発行されたものです。
小説を書くために学問が必要か?小説に作家の人格が反映するのか?に答えたものだそうです。
答えは、世の中を解釈する眼を持つには学問は必要、内容に生命を持たせるためには人格は偽っては
いけない、という内容のものだそうです。
これは漱石が「三四郎」を書き出した頃らしく、自らの小説を書く姿勢に重ねていたそうです。
(6月15日付の朝日新聞記事による)

「三四郎」は青春小説の元祖となった作品です。
主人公の三四郎が熊本の田舎から上京し新しい人との出会いで世界を広げていく話です。
色々なカルチャーショックを受けますが、成長したかどうか結末では私は分かりません。
ただ 失恋のほろ苦さは残りました。
美禰子という同世代の都会の女性に出会い、あこがれか恋心を持ち、結局最後は儚く終わります。
他にも幾人かの人物と接しますが、接した人を通したその先に様々な世界があり、人数分多様性があります。
その分、何らかの影響を受け人生に厚みや深みが増したことと思います。
現代でも同じですね。
進学や、就職、転職、転居などの転機は希望があり新鮮な時期でもあります。
作品を読んで感じるのは、自分自身の若かりし頃です。
三四郎と同じように影響や刺激、教えなどを 出会った人から受けてきました。
でも、年月を重ねると薄らいでいることもあると思います。
過去に戻るのではなく、未来を考えるうえで忘れている何かを思い出したいとも考えます。
昔の作品や、写真、日記、旧知に会うなども貴重です。
小説「三四郎」はそんなことを考えさせる作品です。
普遍的なテーマで、現代にも通じる作品を描く漱石はやはり素晴らしいですね。
まだお読みでない方は是非どうぞ。

at 22:51, まっちブログ, 工場長 新井

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緑雨



6月に入り梅雨入りも しました。
若葉も新緑から色が濃くなってきています。
これから一雨ごとに緑が深くなりっていきます。
「緑雨」という季語があり、雨に濡れて雫が垂れる様も風情が
あっていいですよね。
街の喧騒のない静かな林などで、しばらく眺めていたいです。。
なかなかそんな贅沢な時間は持てませんけどね。

昨日、峠近くにスケッチに行き、信州らしい民家があったので描き始めましたが、
霧雨が降ってきました。
あきらめて、鉛筆のスケッチだけで切り上げ、雨宿りの出来るところで彩色です。
上のスケッチです。(ブライトカラー使用)
写真を見て色付けしたので、実際の色とはちょっと違います。
梅雨時のうす暗さが出ていません。
実際の色の通り描くと、遠近感とか前後の関係が分からなくなることもあるので
その時は創作で工夫します。
緑の息吹が少しでも出ていればいいのですが。


at 17:27, まっちブログ, 工場長 新井

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クリムト



クリムト展、来場者が20万人を越えたらしいですね。
人気ですね。

19世紀末、それまでの保守的な芸術に対し革新的な芸術を立ち上げたウィーン分離派。
その会長のグスタフ・クリムトさん。
確かに、その革新さは当時の人々にとっては驚きでしたでしょうね。

クリムトの絵、刺激的です。
その弟子のエゴンシーレなどはもっとびっくりです。
でも、いい絵ですよね。

クリムトは日本美術に影響を受けたそうです。
日本美術・工芸品などのコレクションもしていました。
そのせいで、黄金様式という金色を駆使した技法を生み出しました。
金色の絵の具や金箔を貼っての作品です。
平面的で装飾的な様式は日本美術の影響です。

いつかは覚えていませんが、初めて装飾的な絵柄の作品を見た時、
尾形光琳の「紅白梅図屏風」を連想しました。
やはり、琳派の影響を受けているそうです。

主題が人物ですが、その衣服や背景がまばゆい色彩の装飾的なパターンで
埋め尽くされています。
渦巻、鱗柄、市松模様、その他幾何学模様など。
人物と装飾柄のマッチングが素晴らしく独特な世界ですが、一体どっちが主役?と
混乱しそうになりますが、見ているとそんなことはどうでもいいと なります。

しかし人物の顔を隠してみると、その装飾柄がなんとなく沈んで見えます。
気が付きました。
やはり、顔が大事です。憂いのある顔、恍惚の顔など内面まで描いている表現力。
それと身体のフォルム。
強さがあります。テーマがあっての表情表現。
だから、釣り合って全体が魅力的になるんですね。と個人的には思います。

あー、見に行きたい。ユディト、オイゲニアが呼んでいる。
でも遠くてなかなか行けません。

上のイラストはブライトカラー、ポスターカラー使用です。

at 00:43, まっちブログ, 工場長 新井

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朝乃山関 優勝おめでとう



令和元年大相撲夏場所、平幕の朝乃山関の優勝で終わりました。
場所前には予想出来なかった結果ですが、こういう結果もたまには面白いです。
横綱、大関以外の優勝が出るのが目立ってきたのは、世代交代の波がきたのでしょうかね。

しかし朝乃山関、本当に頑張った場所でした。
押しも四つもいける。地力を付けましたね。
最近は押し相撲が目立つ中、四つ相撲で力を出せる力士が台頭したことは喜ばしいことです。
十四日目の豪栄道戦は力が入って見応えがありました。
四つの力を見せつけました。

十三日目の栃ノ心線戦は微妙な判定で、後味が悪くモヤモヤが残りました。
でも翌日優勝がきまった後で、すれ違った栃ノ心関におめでとうと言われたそうです。
モヤモヤも晴れたでしょうね。
栃ノ心関も勝ったと思った取り組みで、物言いで負けの判定。
大関返り咲きがかかっていたのでショックも大きかったようですが、遺恨なく心から祝福して
さわやかでしたね。心温まるエピソードです。
二人とも、来場所以降も頑張って、上を目指してほしいですね。

それから、個人的に注目している竜電関、技能賞おめでとうございます。
渋い面立ちで浴衣姿がかっこ良いです。長身ながら頭を付ける相撲、応援していますよ。

そして、朝乃山関のライバル豊山関、涙の勝ち越しおめでとうございます。
今は十両ですが早く幕内復帰して朝乃山関と競い合うことを願っていますよ。

貴景勝関の怪我の休場が残念でしたが、他にも炎鵬関とか見どころの有る場所でした。
力士の皆さんごっつあんでした。

at 20:49, まっちブログ, 工場長 新井

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牛に会う





東御市にある農場付近にスケッチに行って来ました。
暑くなるかなと思っていましたが、風が強いせいか そうでもなかったです。

ブドウ畑の横から遠景で1枚を描きまして、サイロも短時間で 淡彩で
描きました。緑が爽やかでした。
ブドウは幹を50cm程度に短く切ってあり、そこから新しい葉が
出ていました。ワイン用のブドウだと思います。
普通に食べるブドウとは育て方が違うんですねー。

牛を飼っているので、サイロがあります。
隣に牛舎があるので、見て来ました。
色違いの牛が何頭かいて、なんという種かは分かりません。
久しぶりに犬や猫以外の動物に会いました。
柵の外から離れてご対面。
突然の来客に近寄って愛想よく?迎えてくれました。
内心変なオヤジが来たと思っていたでしょう。
その優しい目に、ほっこり和みました。
知ってました?牛って、意外と足が細いんです。
しかもパニオン立ちみたいになることも。
知ってました?牛の頭頂は意外と丸いんです。
などと、改めて認識。

せっかくなので、スケッチ。
こげ茶色のシックなやつ。フランス生まれ?
アンシャンテ、コマン タレ ヴ−
じっとしていないので、クロッキーのように描きました。
彩色は帰ってから写真を見て。

今、放送している朝ドラ「なつぞら」の天陽くんになった気分。
えっ!図々しい。(吉沢亮ファンの皆様すみません)
でも天陽くん爽やかでいいやつですよね。
今日の放送キュンとしましたね。
脱線しました。

たまには人間ではない動物と触れ合うのもいいものですよね。
描くのも面白いし。

at 20:40, まっちブログ, 工場長 新井

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あいみょんさん



ミュージシャンあいみょんさんが気になっています。
頭の中でメロディが流れています。

今人気で、昨年の紅白歌合戦やテレビ番組によく出演されていますが、若い人の曲は無理かなと思って
なんとなく見ていました。
ところが先日、作業着など販売している店で買い物をしているとき、店内で彼女の曲が流れていて、
その時は歌詞がすっと耳に入って来て、あっ!これいいなと ビビッときました。
作業着を売っているお店で波長が合うなんて。
巡りあわせのシチュエーションの不思議です。
自分の鏡(曇ってしまっていますが)に映ったのでしょうかね。

それでYoutubeで聞き、itunesで購入して聴いています。
(とりあえず購入ランキングの上位5曲です)(CD買うかも)
クルマでも聞いていますが、クルマに乗るのが楽しみです。
曲はみんな良いですが、今は「マリーゴールド」が頭の中を占拠しています。
おじさんで申し訳なく、若い人にこちらに入って来るなと言われそうですが、どうかお目こぼしを。

でも、シニアにもすっと聞ける親和性がありますよ。
昔の曲のテイストも入っている感じがして(スティービーワンダーとか/個人的感想)過去に連れていかれた
ようです。
何かの番組でお父さんの聴いていた曲も聴くと言われていた記憶があります。
ドーナツ盤に針を落とすなんていう歌詞もあり、古き良き時代のロックシーンへの憧れも感じます。
歌詞は心から出た飾らない身近なもので、ちゃんと彼女の感性でストレートに表現されていると思います。
聴いていると言葉がさわさわと触れてきます。小説のように映像が浮かびます。

NHKのSONGSという番組で、言葉を大事にして映像がイメージできるようにしていると
話されていました。(本が好きだそうです/納得)
又、岡本太郎先生の影響も受けていると仰っていました。
「自分の発想のままに 瞬間 瞬間の発想と好奇心とひらめきのままに描いている感じがすごい好きです」と
仰っていました。
アートも音楽も同じですね。
私も岡本太郎先生の著書「自分の中に毒をもて」をかつて読みましたが大変刺激を受けました。
(でも、少しも変わりませんですが。とほほ)
あいみょんさんは遺憾なく発揮していますよね。

そういえば、岡本太郎先生は縄文土器が大好きですよね。
あいみょんさんも縄文のような情熱、エネルギーがある感じがします。縄文パワー爆発だー。ですね。

暫くは聞き続けるでしょう。(私の場合気に入ると2〜3か月毎日聞きます)
元気をもらい気持ちを盛り上げていきたいです。
日常で刺激されるものがあるっていいですね。ありがとう!あいみょんさん。
上のイラストは鉛筆にブライトカラーで彩色です。

at 15:24, まっちブログ, 工場長 新井

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新緑と令和



連休後半になって気温が上がり木々の新芽が一気に成長し、新緑がまぶしくなりました。
若葉の色を萌木色とも言いますね。「萌える」って生命感があっていい言葉ですよね。
(草木が芽を出すと言う意味で、アイドルなどに使う萌えとは違いますよ)

このシーズン、新元号のスタートのふさわしい気候ですよね。
新芽が芽吹いて、若さや希望、生命力にあふれています。

緑色は昔から、青葉などのように青いという表現もあります。
日本では太古から、木々が青ければ秩序が安定し平和である象徴と考えていたようです。
神も青い所に宿ると考えられていたそうです。
緑が多い日本ならではですね。
この環境・文化は大事にしたいですね。
「令和」になって、木々の芽のように気持ちも新たに暮らしていきたいです。
(自分が生まれた昭和が遠くなったのは少し淋しいですが)

今日、いつも通勤している橋から千曲川の新緑を見て来ました。
(近くの佐良志奈神社にもお参りしましたよ)
連休前からの緑の変化に驚きました。
草木や流れる水が爽やかでリフレッシュできました。
河原には柳が多いと思いますが、遠くの杏畑(河原にあります)もすっかり緑に変わっています。
先月上旬には杏の花のピンクがきれいでした。これを見るのも通勤時の楽しみです。

思えば今年、杏の花は「平成」に咲き、「令和」で実が成りますが、時代の代わりの象徴のようですね。
平成の文化や技術を令和に継続し発展させる。個人的なことでも同じことが言えますよね。

上のスケッチは、その時のものです。ブライトカラー使用です。

at 22:27, まっちブログ, 工場長 新井

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平成の終わりに思う



平成の時代が、あと二日で終わります。
31年、良いこと悪いこといろいろなことがありました。
この連休に振り返り、新しい時代に向かって気持ちを新に生きていきたいですね。

平成は自然災害の多い年でした。
犠牲になった方も多くいらっしゃり、心が痛む時代でもありました。

風景画が好きでよくスケッチしますが、本当に自然は美しく四季の移ろいに心が和みます。
しかし、一方で自然の猛威も摂理として併存します。
これも自然の中で生かされている以上、受け入れなくてはならないのかなと複雑な思いです。
それも含めて自然なんですよね。

日本列島は昔から幾多の災害を経験し、それを乗り越え復興を果たしてきました。
人間の知恵で、なるべく被害の少ない仕組みの世の中にしたいですね。

ここ信州も、御岳山の噴火が平成26年にありました。
上の絵はその1年前の同日に開田高原から描いた絵です。
50号を持ち込み油彩で描きました。
さわやかな初秋の空、色づき始めた森に、堂々と聳える姿に心躍りました。
その1年後に噴火し、やはり犠牲になった方が出てしまい、あの美しい山がなぜ?と思ってしまいます。
この無常観、「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え
かつ結びて、久しくとどまりたるためしなし」の記述がある方丈記が思い浮かびます。
鴨長明のような生き方は出来ませんが、自然を愛でる心は持ちながら、犠牲者の鎮魂と災害に備える心は
忘れないでいたいですね。
次の時代は穏やな和みの時代であってほしいですね。

at 16:32, まっちブログ, 工場長 新井

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桜、散り始める



先々週は寒かったですが、先週はまた暖かさが戻りました。
ここ北信州も咲いた桜が、いよいよ散り始めました。

日本人は、本当に桜が好きですよね。
満開の桜にときめいて、散る花びらに儚さを感じしんみりする。
花で散ることに価値を見出すのは、桜以外ないですよね。(私見)

新元号「令和」の元になった歌が収録されていて話題になっている万葉集ですが
桜の歌は47首あるそうです。桜と言ってもその当時はヤマザクラです。
その当時花見は梅だったそうで収録数は119種。
それに対し桜の歌は意外と多く47首で、万葉人は桜もお気に入りだったようです。

その中で、儚さ・無常を詠った歌がいくつかあります。
「世間も常にしあらねば屋戸にある桜の花の散れる頃かも」久米女郎
あんなに華やかだった桜の花ですが、長くは続かない。散るという無常ですね。
万葉人の感性は今も息づいているんですね。

上のスケッチは、昨日の散り始めた桜です。(少し盛っていますが)
絵の中の碑は「夏目氏発祥の地の碑」です。(長野市篠ノ井石川にあります)
(本ブログ2018.November.11 で紹介しています)
ブライトカラーで描きました。

at 18:11, まっちブログ, 工場長 新井

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