土恋し



今、田んぼは土がそのままです。
何もないです。わらが混じっている程度。文字通り土色一色です。
でも、間もなく温かくなるにつれ、田起こし、代かき(水が張られる)、
田植えが行われます。
そして、稲が育ち青々とした田んぼになっていきます。

こうなることを、待ち望んでいた連中がいます。
稲はもちろんのこと様々な生き物たちです。(もちろん人間もです)
寒い冬を耐えていました。

季語に「土恋し」という言葉があります。
彼らの気持ち、そのものですよね。
命の営みが始まります。
土の方も早く来い、早く来いと手招きしているようです。
「土」、漢字では一字、ひらがなでは二字。この短い言葉の土には計り知れない
パワーが宿っています。(神も宿っているとされてきました)
生物を育て、人の営みも支えます。
この土、簡単には生成しないそうで、微生物などの力を借りています。
かけがえのない土、ありがたいことです。

at 22:09, まっちブログ, 工場長 新井

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弊社ホームページの不具合をお詫びいたします。

いつもお世話になっております。
先週、弊社のホームページに不具合が発生し、閲覧できなかったり、インターネットでの
ご注文が出来なくなってしまいました。
お客様にはご不便とご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ありませんでした。
謹んでお詫び申し上げます。
今後とも、何卒よろしくお願い致します。
株式会社まっち

at 21:43, まっちブログ, (株)まっち

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砂川しげひさ先生を悼む



また哀しい訃報です。
漫画家の砂川しげひさ先生が6日お亡くなりになりました。
大変残念です。
また、昭和と青春が終わってしまいました。

若い頃、雑誌でよく拝読していました。
これでもかと言うくらいシンプルな絵で、素朴な味のある線でした。
描こうと思っても描けません。

当時、園山俊二先生、秋竜山先生、谷岡ヤスジ先生、黒鉄ヒロシ先生
(順不同)などのナンセンス作家さんが好きでした。(今も好きですが)
その内のお一人が砂川先生でした。
自分で言うのも何なんですが、私の描くマンガは恐れ多いのですが先生に似ていると
友人に言われたことがあります。(レベルは比較になりませんが)

コマの変わり方がなんとも言えない気持ちのよさで、こちらの
視覚が踊らされる動きのあるものでした。
絵も素朴で、可愛いです。
先週も省略のことを書きましたが、省略の妙があります。

砂川先生はクラシック音楽がお好きだそうで、エッセイ本を上梓されています。
その本の中で、手塚治虫先生の影響を受けていると仰っています。
遠近法、アップの画面など。
手塚先生の神さまのように丸ペンでキレイな線は描けなかったそうです。
ソフトで温かみのある線と表現なさっています。
仕方なく、独自の線を編み出したそうです。
私からすればその線も、素晴らしいと思うのですが。
奥が深いですね。

また、その本の中で元号が平成に変わった時のことも書かれています。
ラジオの内容が悪くなったと時代の変化にお怒りでした。
今年その平成も終わり、元号が変わります。
先生がお元気なら、新しい時代をどのようにお感じになるでしょう?
良い時代になればいいのですが。

上の絵は先生の作品「寄らば斬るド」を模写したものです。
(ネットに載っていた絵を参考にさせて頂きました)
線が違いますね。真似できません。(鉛筆ですが)
色はあえて付けていません。世界観が変わってしまうので。
但しタイトルの文字は先生をイメージした色で塗りました。
合っているかどうか、心配ですが。
ご冥福をお祈りいたします。

at 21:24, まっちブログ, 工場長 新井

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省略



今、朝日新聞で洋画家野見山暁治先生の人生を振り返る記事が連載されています。
(とても興味深く、面白く、感慨深く拝読しております)
その中で、素晴らしい言葉が紹介されていました。
旧制高校時代の美術部の恩師の方の言葉です
野見山先生は絵描きをやっていく上でその恩師の方に大きな影響を受けたと仰っています。

私はそれを読んで、大変感激し大いに勇気を頂きました。
改めて対象に向かう心構えというか感性を大事にしたいと思いました。
それをいつも意識していたいと。
今日はそれを紹介したいと思います。下がその記事の抜粋です。
(野見山先生の回顧です)

・・・「絵は省略の方法なり」が口癖。
山を望む風景を前に、先生は「山がそっくりキャンバスに入るわけないだろう。
じゃあどうする? それを閉じ込めて、無理なく見せるのが省略であり、
絵を描くことなんだ」と言う。
壮大な世界を目の前に持ってくる絵は、まるで手品みたいだなと思いました。・・・

どうですか。
これからの創作に力をもらったような、励みになりました。
大切なのは、じゃあどうすればいいのか。あとは自分で磨くしかないですね。
明日からの景色が違って見えるような気がします。

at 15:44, まっちブログ, 工場長 新井

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氷面鏡



温かい日が増えてきました。
もうすぐ3月ですものね。

こんな陽気でぴんとこないかもしれませんが、氷の話です。
先日大変寒い日があって 千曲川に行ったんですが、橋の上から見た水面がきれいで、
周りのブッシュを映していました。(本流ではなく脇の穏やかな流れの方です)
風もなく乱れなく映して、空気が冷たく時間が止まっているような感じでした。

よく見ると、部分的に凍っています。(しがこです)
ですので、水の反射とはちょっと違う感じです。
色彩も違って見えます。
昔の民芸のガラスを見ているようです。人工的な感じもします。
緊張感があって、温かみもあります。
自然を見て人工を連想するのはあまりないことです。
こういうことってあるんですねー。

氷面鏡(ひもかがみ)という言葉があり冬の季語です。
きれいな言葉ですよねー。日本人の感性は素晴らしいですよね。
冬の色彩はきれいです。そう思うと冬が終わるのが少し寂しい気もします。

でもまだまだ、寒い日が戻ってくると思います。
体調を崩さないように、皆様お過ごしください。
屋外に出て、その辺を観察するのも楽しいものですよ。

上の絵は反射をにじみの効果で描きました。(写真を元にですが)
サイズが小さいので、氷のニュアンスがうまく表現できませんでした。(言い訳かよ)
でも多少は雰囲気が出てますかね。
ブライトカラー使用です。

at 13:36, まっちブログ, 工場長 新井

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トミ・ウンゲラーさんを悼む

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筆者

トミ・ウンゲラーさん

ど者

世界的に有名な絵本作家・イラストレーターのトミ・ウンゲラーさんが亡くなられたそうです。
若い時から好きな作家さんでしたので大変残念です。
フランス生まれで、アメリカに渡り活躍しました。晩年はアイルランドに移住したそうです。
絵本では「すてきな三にんぐみ」がよく知られていますね。
イラストでも企業ポスターや、風刺画など幅広く手掛けていたようです。
絵本で人気があったのはもちろんですが、私はユーモアあふれるカットが気に入っています。
仕掛けというか、落ちがあって思わず微笑んでしまうものです。
(アニメ作家の古川タクさんも同じような感じの作品ですよね。絵は違いますが面白いです)
アイデアが豊富、発想がユニークで頭の中はどうなっているのでしょう。
電線をモチーフにした作品でも、ラフスケッチでアイデアを沢山展開していて驚きます。

ビートルズナンバーの詩集「THE BEATLES ILLUSUTRATED LYLICS」
という本を所有しています。(1971年 2巻)
詩に合わせイラストと写真が掲載されています。
その当時世界的に活躍している作家・写真家が起用されていました。(横尾忠則さんの作品もあります)
トミ・ウンゲラーさんの作品もあり、それで初めて存在を知ったと記憶しています。
3曲でしたがその中に、「FIXING A HOLE」という曲があります。
雨漏れの穴を修理するという比喩の歌詞です。
その曲の入ったアルバム「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」のミリタリーを意識した絵に
なっています。( 
私も、トミ・ウンゲラー風に描いてみました。線、全然違いますね。(◆

ポスターの作品集(1971年)を所有していますが、競馬のポスター用アイデアスケッチがあり
鉛筆と水彩で描いています。
省略のうまさ、デフォルメのうまさ、勢いのある筆致が素晴らしいです。
水彩絵の具をシンプルに使っていると思います。(カラーだと思いますが画集はモノクロでした)
ひょっとして、水墨画の影響も受けているのかなーと思ったりもします。
私も、それ風に鳥の絵を描いてみました。(ぁ
(デフォルメも、勢いもなく、ただ単に描いただけで狙いが違っています。すみません)

これからも見習って、ユーモア忘れないようにしたいです。
冥福をお祈りいたします。

at 13:50, まっちブログ, 工場長 新井

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かすれ



いきなりですが 何故かハスキーボイスが好きです。
女性ボーカルで主だった人を挙げれば(個人的好みで、昔のアーティストが多いですが)
(スキップ可能)
キム・カーンズ(USA FOR AFRICAに参加してましたね)
ロリー・モーガン(カントリー歌手)(「Don't Worry Baby」のカバーがいいです)
シャナイア・トゥエイン(ややハス カントリー出身)
ロネッツ(ボーカルのヴェロニカ・ベネット 髪の盛りがすごい、振りが可愛い)
カーラ・ブルーニ(元フランス大統領サルコジさんの奥さんです)
リアン・ラ・ハヴァス(最近知りました。ゴッホの映画の主題歌いいです)
日本で言えば
中ノ森バンド(ボーカルAYAKOさん 解散残念でした)
グリムスパンキー(ボーカルの松尾レミさん 信州代表です。応援してます)
青江三奈さん(ブルース。いいです。「星の流れに」のカバーがいいです)
なんといっても一番は藤圭子さん(「別れの旅」沁みます。冬が似合います)
(青江三奈さんも藤圭子さんも亡くなられ残念です)
など挙げられます。
最近のアーティストは よく知りませんが、他にも魅力的な人は沢山いると思います。
 
ハスキーボイスはカスレ声とも言いますね。
何というか、抑えた感じだが強さがある。
艶消しの感じというか焼きもので言えば素焼き?
むかし素焼きの土器「つぼつぼ」は人気があったようですよ。

ところで絵画でもカスレはありますよね。書道でも。
どちらもこの表現が無ければ絵や書道の世界はつまらないものになってしまうでしょうね。
絵の具の場合、水や溶剤を少なめにして筆の穂先を割って描いたり、筆を先端から押し付けたり、
ナイフのエッジ、ローラーなど使う場合もあります。
草地の表現や、壁のボカシなどに有効ですよね。

有名な絵画ではワイエスなど使っていると思いますが。どうでしょう。
水墨画では墨が少なくなってもそのまま一気に描画しています。
宮本武蔵の「枯木鳴鵙図」などいいですよね。
かすれ技法大いに活用したいものです。

上の絵は千曲川の河川敷の草地です。(昨日)
遠景は透明水彩(ブライトカラー)、近景は透明水彩で下塗りしてポスカラーでかすれ(ボカシ)で
描きました。
真冬なので茶系のみ、わずかに遠くの木が芽でもあるのかやや緑がかっています。
来月になると、徐々に緑が出てきます。待ち遠しい。
でも冬景色の枯れた色彩も好きです。

at 18:13, まっちブログ, 工場長 新井

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雪の中に猫が



雪が多くて沈みます。
でも、気持ちがポッと明るくなる出来事もあります。

先日 歩いていると草むらに積もった雪が まだら模様に残っています。
自然の造形だな。面白い形だ、世界地図みたいにも見える。
志野焼きの白釉にも見えるなと面白がっていると何やら視線が。
可愛い猫がこちらを向いています。
まだら模様の雪形が猫に見えたのです。
ちょうど目の所が草の飛び出しがあって、その周りが溶けて目のようになっていました。
それだけの話ですが、いずれ解けてしまうと思うと、儚さも感じます。
冬だけ楽しめる現象です。
でも少しでもポッとした気分になり、寒さも瞬間忘れます。
雪で暖かくなるとは。人間の感情は不思議です。
こんな感情で、作品を作成すれば面白いものが出来そうですね。

上の絵は撮っておいた写真を元に描きました。
雪は紙の白を残し、周りをブライトカラー(透明水彩)のダークブラウン(混色)でべた塗りし、
乾いたらポスターカラー(不透明)で枯草や雪の周りのタッチを加筆しました。
雪の白も淡色でタッチをつけました。(立体感と透け感)
猫、分かりますか?


at 12:30, まっちブログ, 工場長 新井

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1月も終わる



昨夜はこの辺り、大雪の予報でしたが朝起きてみたらそんなに降っていなくて、
日中は天気が良く道路の雪も解けました。
ほっと胸をなでおろした次第です。
大量の雪と言うのは、そのくらい大変なことです。
これからもまだまだ本格的な寒さが続き雪も降ると思うと暗くなります。
早く冬が終わってほしいという気持ちです。

でも、今年もカレンダーの1枚目が終わり、2枚目になります。早いです。
新年はなんとなく嬉しいものですが(子供でなくても)、こんなに早く1月が
終わると思うと、取り残された感じがして寂しくもなります。

寒さが続く冬は嫌だなーという気持ちと、こんなに早く時がたっていいのかという
気持ちがないまぜになってどうすんのという気持ち。
アンビバレントで疲れんと?。
ふーっ、言っててもしょうがないですよねー。

こんな俳句を見つけました。
「しろじろと一月をはる風の畦」(綾部仁喜)
解説が無かったので よく分かりませんが、泰然として季節の移ろいを受け入れている
態度かなと思います。まるで仙人のようです。
「寒い暑いなんて四の五の言ってんじゃーねーよ!」と言われているような気分に
なります。面目ない。そんな心境で過ごせればいいですよね。。
季節がやさしければいいのに。

at 20:14, まっちブログ, 工場長 新井

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稀勢の里関と友情・絆



横綱稀勢の里関が引退となってしまいました。
とても残念です。

私など想像も出来ないくらいの怪我の重さと重責に耐え、悩んでいたことと思います。
本当にお疲れさまと言いたいです。

思い出す取り組みは、優勝を決めた二番と、白鵬関の連勝を止めた一番です。
後者の時、ご自身の相撲はまだ 未完成だったと思いますが圧力と破壊力はすごかったです。
その後、恵まれた体力を生かしつつ型を確立し、真に強い力士になられました。
相撲の面白さ、醍醐味、稽古の大事さを教えてくれた力士でした。
心から応援しているファンの方も沢山いて、人気の力士でしたね。

今場所前、琴奨菊関と豊ノ島関が田子ノ浦部屋に出稽古に出向き三人で稽古をしたそうです。
稽古好きの三人ですので、気合の入った稽古になったことと思います。
三人は同じ年に入門し、新弟子の相撲教習所で共に稽古をしてきました。
琴奨菊関と豊ノ島関が励ます意味で、その昔を思い出して稽古をしようと発案したそうです。
心温まる友情のお話ですよね。ジーンとしちゃいます。

琴奨菊関が優勝した時も、花道を行った先で豊ノ島関が待っていて祝福していました。
この時の琴関の成績は一敗でした。その唯一の敗戦相手は豊関でした。
これも、さわやかで心温まるエピソードです。

稀勢の里関が引退と聞いた時、琴奨菊関は涙ぐんだそうです。
心の中ではいつもよきライバルとして意識していたんでしょうね。

出稽古や他の部屋の力士との親交を持たないことを規律とする考えもあり、どちらがいいかは
分かりません。
でも、土俵の上では真剣勝負!私はそれでいいと思います。
切磋琢磨、ライバル心と友情・絆、真剣勝負、バランスよく力士道を歩んでほしいです。

稀勢の里関の横綱は終わりましたが、絆という綱は続きます。
これからも、荒磯親方として角界を引っ張って相撲の発展に尽くしてほしいですね。
世代交代の流れもあるかと思います。若い世代も頑張って盛り上げてほしいです。
まだ現役の二人の力士も取り続けて頂き、味のある相撲を見せて頂きたいです。
相撲って本当に面白いですから。

お相撲さんたち、個性豊かで相撲を離れると違う面が見られて面白いですよね。
何故か かわいく思えてしまいます。(スポーツの中でもこの現象、相撲だけじゃないですかね)
それも相撲観戦を楽しくする要因です。

稀勢の里関、本当にありがとうございました。

at 20:12, まっちブログ, 工場長 新井

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