TREAT HER GENTLY − LONELY OLD PEOPLE





この間の連休前からポール・マッカートニー&ウイングスの老人に寄り添う
内容の曲「TREAT HER GENTLY − LONELY OLD PEOPLE」のメロディが何故か
頭の中に浮かんで流れていました。

連休になって、敬老の日だったことに気が付きました。
偶然なのか出来すぎで不思議な気持ちです。

報道では例年通り健康で長寿のお年寄りが紹介されています。
明るい元気な笑顔に癒され こちらも嬉しい気持ちになります。
お目出度いことで、ずっと元気でいてほしいと。

でも、お年寄りの中には施設に入所しているとか、体調のすぐれない方、
体力が衰えてしまって普通の生活が出来ないでいる方もいらっしゃいます。
そんな方たちにも同じように敬うこと、労う気持ちでいたいと思います。
亡くなった方がもし存命だったらどんな風に年を重ねていただろうと
思いめぐらせ偲ぶことも供養になると思います。

件の曲は弱った年寄りに寄り添う優しさのある静かなバラードです。
やはりメロディが美しいポールらしい曲です。
1975年にリリースされたアルバム「VENUS AND MARS」に
入っています。
全体の雰囲気からすると、異質な感じもしますが落ち着いた感じのエンディング
になり(後ろから2番目ですが)、これも良いかなと思います。
(最後はインストゥルメンタルで短いですが、ジョークになっているらしく
意図がよく分かりません)
アルバムの中に入っていた歌詞の和訳をスキャンして載せました。
45年も前ですが、現在でも古い感じがしません。(自分的には)
リピートして聞きたくなります。

お年を召した方には、音楽が癒しになるかもしれません。
絵を描くこともそうなると思いますので、是非のんびりと描いてほしいですね。

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at 17:06, まっちブログ, 工場長 新井

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彼岸花



今年も秋のお彼岸になりましたが、彼岸花が咲きません。
お彼岸には必ず咲くと言われていますが、温暖化で気象が変わって
しまったからですかね。

彼岸花は鮮やかな赤で、その姿も独特で造形的にも魅力があります。
群生している名所もあり、その美しさに見惚れる見物客も多いですよね。
しかし、墓地でもよく見かけることや彼岸ということもあって、不吉な
印象も一方で持たれています。
死人花、幽霊花、地獄花なんて別名もあります。かわいそうですよー。

赤は不思議な色です。
情熱や、力強い元気なイメージが持たれますが、一方で彼岸花になると
妖しい色になってしまう。
色は、人間の心で左右されてしまう。色は心模様なんですねー。

彼岸花は種を付けないそうです。
なのに花が咲く。どうしてか分かりません。変わってますね。
球根(鱗茎)で増えるそうです。
鱗茎にはデンプンが含まれているそうで食用にもなったそうですよ。
但し、毒(アルカロイド系)もあるので水に漬けて毒抜きする必要があります。
(毒は水溶性だそうです)

彼岸花、私は好きです。
明るい妖艶さにです。女優さんだったら誰でしょう?
一面に咲くのも良いですが、野原や道端に少し群れて咲くのがいいです。
それにしても、この時期にちゃんと咲いてくれないと落ち着きません。
地球環境や気象が早く正常になってほしいですね。
日本独特の四季の美しさ、秩序が壊されているようで寂しいです。

上の絵は、昔撮っておいた写真を元に描きました。
ベイシックカラー使用。
花びらとオシベが沢山込み合っているので、それほど忠実には描いて
おらず、構造の仕組みを意識してそれらしく描いています。
彼岸花と分かればいいかなと、そんな感じです。

大昔、同じように描こうとして当時持っていた12色セットの透明水彩を
使ったのですが、鮮やかさが出ず物足りなかった記憶があります。
今は、マッチ絵の具で鮮やかに描くことができるので満足しています。

at 19:08, まっちブログ, 工場長 新井

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そば畑



少し秋らしくなってきました。
朝は涼しくなりました。
稲穂も黄色がかってきてもう少しすれば収穫の時期です。
ここ信州はそば処。9月になれば そばの花の時期です。
そばの実は9月末から10月初旬にかけて採り入れだそうです。
新そばが楽しみですね。

普通種のそばの花は白く、小さな花で茎の先に沢山付けます。
花を愛でる観賞用に対し地味ですが、畑で一面に植えられている
景観を見ると壮観です。
さわやかで、まだ残暑が残る夏でもない秋でもない季節に清涼感を
与えてくれます。

蕎麦を食べているとき、ソバの花を思い浮かべる人はまずいないでしょうね。
おいしくて、せっせとずるずるしていますね。
蕎麦の灰色がかった麺の色からは可愛い白い花は連想できませんですね。
その落差が何とも言えません。

花を実際に見たことのある方は案外少ないかもしれません。
機会があれば一度信州に見にお越し下さい。癒されますよ。
同時に味わうことも是非。

ソバ畑を訪れて花に癒された有名人がいるかなと調べましたが、なかなか
見つかりません。
蕎麦好きの漱石に見てほしかったんですが、信州に来た明治44年7月に
軽井沢駅で立ち食いそばを食べたと推測されるらしいのですが、花の時期では
ありませんでした。残念。
俳句を残している俳人はそうに違いありません。(場所は特定できませんが)
その中の一人水原秋櫻子。「遠山の奥の山見ゆ蕎麦の花」という句です。
風景広がりますね。

上の絵は、一昨年行った上田市武石で撮ったソバ畑の写真を見て描きました。
ブライトカラー使用。
風景として大きな構成が狙いなので、花一輪など正確に描かずに大掴みです。
花はポスターの白で上に重ねてカスレで描き、無数にある感じを出しました。
紙の凹凸も効果的でした。

逆光で背景の山が落ちついて、白が引き立っていました。
山は、なかなか納得の色が出ず、数回塗り重ねています。

at 18:16, まっちブログ, 工場長 新井

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葛(クズ)のアート



秋の七草に葛(クズ)があります。
花は紫色でかわいいのですが、万葉集で歌われた20首の中で花は2首のみで
多くは葉を歌ったものが多いそうです。(秋風に揺れる様、裏側の白い色の趣き)

昔から、根から採るくず粉で食品・薬を作り、蔓で籠を作り、蔓の繊維で衣服(葛布)を
作ったりして利用度の高い植物でした。

しかしそんな優等生的な葛も厄介者のレッテルも貼られています。
繁殖力がものすごく強く、広がるのが早いのです。
樹木に絡みつき覆って日光を遮り枯らしてしまうことも。
「一木を覆ふてあます葛の花」森冬比古 なんていう句もあります。
また放っておくとどんどん広がり、地面や建物なども覆いつくしてしまい取り除くのが
大変です。
アメリカに実用(日よけ、生垣、土留めなど)を目的に渡ったが、野生化し繁殖して困って
いるそうです。(最近は飼料に使われてきているそうです)

その繁殖している場所は、普段車で走っていても目にすることがあります。
通勤途上でもあります。
電柱を、小屋を、崖を、あたりの地面を覆いつくしています。
なんか異様な感じで、ちょっと不気味で怖いくらいです。

人工物を覆ってしまうといえば、20世紀を代表する現代美術の巨匠クリストの作品を
思い出します。(残念なことに今年5月にお亡くなりになりました)
パリの橋ボン・ヌフやドイツ・ベルリンの国会議事堂など巨大な建造物を布地で
すっぽり包んでしまう(ラッピング)作品です。(元に戻します)
なんと壮大で、あり得ない面白いことをやるなーと思いますが、その意図は
人それぞれの解釈でよいと思います。

考えてみると、葛がいろいろなものをすっぽり覆いつくすことは、人ではない
自然によるアートではないかと思いました。
人間にも成り行きに任せるオートマティズムというのがあるじゃないですか。
厄介者ですが自然にできるアート。
少し面白がってもいいのかなと不謹慎ですが思いました。
もちろん、変な言い方ですが土地や建造物の持ち主の方のおかげですが。

そこで、絵の上で葛のラッピングをやってみました。
上の絵です。
左はいつも見ているところです。(記憶で描きました)
右は国会議事堂をラッピングしました。
「絵の具君危うし!」はおまけです。
他にも描いてみたものがありますが、1点だけにしました。

自然の造形、面白いですね。
因みにクズの語源は良質の葛根の産地である吉野の国栖(くず)という地名からが
有力な説らしいです。

at 17:45, まっちブログ, 工場長 新井

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消化不良の夏



8月も もう終わりですね。
というか、今年の夏も終わるのかという気分です。

毎年この時期、寂しい気持ちと少しほっとした気持ちになりますが、
今年はちょっと違います。
コロナと酷暑のせいで、すっきりしません。
自然は自然のままいるのですが、いつもと違う自粛生活でしたので
消化不良の心残りの夏でした。

夏の終わりの寂しさ、心残りの心情を歌った曲は沢山ありますよね。
お気に入りは「若者のすべて」「八月の濡れた砂」「夏のページ」などです。
おおたか静流さんの「夏のページ」に「白いページ」という言葉が出てきます。
気持ちを埋められないことを表しているのだと思います。

実際の紙の白、気持ちの空白感の白がイメージですか。
古くから白は秋を表す言葉だったようですから(白秋という言葉があります)、
今は秋というイメージも込めているのかも。(個人的感想です)
夏は強い色彩の季節ですが、喪失感のある夏の終わりにはその色も薄まった
イメージの白が合っていますね。

心残りの夏、消化不良の夏、その気持ちを埋めるには、やはり何か描くのが
良いかもしれません。
色を塗ることで、少しは気分のレベルゲージが上がるかもしれません。

上のイラストは夏の風物詩を思いつくまま白を埋めて描きました。
背景はブライトカラー、その上にポスターカラーで描きました。

時は過ぎ季節は変わっていきます。
気を取り直して、残暑に負けずコロナにも負けず、季節の変わり目、新しい季節に
向かって過ごしていきたいと思います。
どうぞ皆様も、季節の変わり目を心身共にご自愛くださいませ。

at 18:35, まっちブログ, 工場長 新井

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36年間ありがとう




先週、私たち工場の女性従業員一人が退社しました。
36年間勤めてくれたTさんと言うベテランの方です。
今、他のメンバー全員が寂しい気持ちでいます。

担当してくれた主な業務は絵の具のチューブへの充填とラベル貼り、
ケースへのセット組みなどです。
36年間もの長きにわたり、こつこつと実直に作業し勤め上げて頂いた
という印象です。頭が下がる思いと尊敬の気持ちです。
充填は、弊社の機械が古く足踏み式なので技術がいる作業です。
Tさんは作業スピードが速く、正確でした。真似できません。
年齢は70歳を超えていましたが、最後までその技術は衰えませんでした。

弊社の絵の具がこれまで長く製造販売できたのは、Tさんの貢献が大きかったと
改めて実感しています。感謝の気持ちでいっぱいです。
もちろんお客様にご愛用頂いていることが一番だということも忘れてはいません。

36年間って、やはり長いですよね。本当にお疲れ様と言いたいです。
仕事を始めた36年前は1984年(昭和59年)です。
ロサンゼルス五輪があった年です。(柔道の山下選手の金メダルなどありました)
たまたま、その年の雑誌「BRUTUS 8/1」があったので、見てみました。
載っていた広告は、ダブルラジカセのコンポステレオ、カセットテープなどそんな
時代です。その頃はチェッカーーズや松田聖子さんが最盛期の頃でもありますね。
遠い昔です。そんなころから頑張っていたなんてすごいことです。
これからは健康に注意して、新しい生活をエンジョイして頂くことを残った従業員
全員で願ってやみません。

at 16:16, まっちブログ, 工場長 新井

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日常と戦争



今年も終戦記念日8月15日になりました。75年目です。

終戦の日前後は、ほぼ毎年戦没画学生を慰霊する無言館(長野県上田市)に行き彼らの
作品を鑑賞していますが(このブログで記載しています)、今年は諸事情で行けませんでした。

そこで今年は自宅で作品集を見ました。
戦前、戦中に描かれたもので、いつもブログに書きますが戦争というより画学生の普通の
日常を感じるのです。
多分、彼ら以外の一般の人々にも同じように普通の日常があったと思います。
それは小説やドラマなどにもよく描かれていますよね。
家族・身内や友人、恋人などとの楽しく幸せな時があったと思います。
明日への淡い希望もあったかと。
画学生もそれらの一時を描いています。

しかし、戦争という悪魔と隣り合わせということが今と違うところです。
ファジーながら境界があったと思いますが、その境界が平和な日常に徐々に
圧迫してきて、不幸な状況に変わっていきました。
「戦争が廊下の奥に立っていた」というよく知られた句もあります。
どうして、そんなことにと思うのですがそれが事実で歴史です。

今、私たちにできることはこの歴史を知り、考え 次世代に伝えることです。
教科書的なものも大事ですが、一般の人々の普通の日常がどうなったかということを
知ることも大事です。
知る術は、本や新聞、映画・ドラマ、ドキュメンタリー、講演会、イベント、身近な体験者や
それを伝えられた人に聞くことなどです。
これは意識してやらなければできません。
自分も若い時はどちらかと言えば感心が薄かったのですが、年を重ね家族も増え、そんな
気持ちになってきました。
社会全体がそうなればいいなと思います。

at 17:29, まっちブログ, 工場長 新井

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優勝おめでとう 照ノ富士関(2020年7月場所)



大相撲7月場所で照ノ富士関が優勝を勝ち取りましたね。
2015年5月の夏場所に優勝してから2度目の優勝です。
このブログにも、1度目の優勝について書きました。
その後、大関に昇進しましたが、残念なことに けがや病気で序二段まで
落ちてしまいました。
引退も考えたそうですが、親方の励ましとあきらめない強い意志で這いあがって
幕内に復帰。幕尻での見事優勝です。(最後は上位との対戦も組まれました)

力強い相撲が戻ってきました。
しかも、以前のような力任せの取り口はなくなり、けがをしないような取り口に
なっています。(まだ、ちょっと出るかな)

ここまで来るには大変な努力だったでしょうね。
「一生懸命やればいいことがある」と頑張ってきたそうです。立派ですね。
今後はけがをしないように気をつけて上位を目指し、大関・横綱まで登り詰めて
大相撲を盛り上げてほしいですね。

上のイラストは、しこ名にも入っている富士山のように輝いている照関を描きました。
鉄のように力強く、時々照れる可愛さもある照関の一面も描きました。
今後の上位陣との対戦が楽しみです。(特に白鵬、朝乃山、御嶽海)
次の場所、番付がどこまで上がるか?

at 18:57, まっちブログ, 工場長 新井

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夏色





ここ信州もやっと梅雨が明け、青空が戻ってきました。
コロナ禍の中、少しほっとした気分になります。
しかし、これから暑さが増すので皆様体調には気を付けて下さいね。

先日、出勤途上のカーラジオで天気予報の後に80年代のアイドル早見優さんの曲
「夏色のナンシー」がかかっていました。
そうですか、そんな季節ですね。
でも、夏色ってどんな色ですかね、夏色と名の付く曲、歌詞に入っている曲は
けっこうありますね。
夏という季節の中で人物や出来事が輝くという意味でしょうが、具体的に連想する色も
あります。
例えば青空、入道雲、日焼けした肌、植物など自然、人によって思い出す色は様々だと
思います。

今日、個人的に思いつく色を全てではありませんが出してみました。
上のチャートですが夏っぽいですか?
その色を使って雑誌風なイラストも描いてみました。その下のイラストです。
(いずれもまっちポスターカラー使用)
ファッション誌の写真を元にデフォルメしました。
文字は画像ソフトで重ねました。
色によって夏を感じる雰囲気が出ているでしょうか?
無理やりなので色のバランスはどうですかね?
イメージを伝えるのに色彩は大事ですね。

夏らしいイラストと言えば、80年代 夏の景色をお洒落に描く鈴木英人さん、永井博さんが好きでした。

at 18:57, まっちブログ, 工場長 新井

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夏休み



子供たちの夏休みの時期になりました。
しかし、今年はコロナ禍と水害で例年通りと状況が違っています。
短くなったり、出かけにくくなったり、思うように活動が出来ないことに
なっていると思います。

子供たち、楽しみにしていたと思いますので大変残念ですね。
でも、家族と一緒に なんとか有意義な休みにして欲しいと思います。

私も、子供の頃はこの時期わくわくしたものです。
今と違ってそんなに豊かな時代ではありませんでしたが、その高揚感は今と比べても
負けていないと思います。
特に初日の開放感、嬉しさは格別です。
ラジオ体操、プールに海水浴、夏祭り、映画、水族館、虫取り、漫画、冷菓・果物・・・
いろいろ思い出します。
吉田拓郎さんの「夏休み」という名曲、歌詞がいいですよね。そんな感じ。

ラジオ体操は、住んでいた地区のお寺さんで会場を借り、そこで「♪明るい朝が来た〜、
希望の朝だ〜♪」と、やったわけです。
その初日のラジオ体操帰りの写真が残っていて懐かしいです。(近所の人が撮ってくれました)
その嬉しそうな顔、上級生と写っています。

アルバムを引っ張り出すのは面倒なので改めて見ることはしませんが、記憶に残っています。
その絵づらを参考に、イメージを広げて絵本風に描いてみました。
ポスターカラーを主体に描き、その上からブライトカラーで重ね塗りをしてトーンや調子・
テクスチュアを変えたり、描き込みをしました。
「夏休みの朝」わくわくな感じ、しませんか?

思い出を絵にすることも良いものです。
お子様たちにも、是非描いてほしいですね。

at 16:41, まっちブログ, 工場長 新井

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