冬籠り



冬籠りという言葉があります。
俳句の季語としてはもちろん冬です。

昔の冬は暖房や衣類、交通手段などが現代と違うので厳しかったでしょう。
冬の間は、なるべく外には出ず家の中で過ごしました。
それを「冬籠り」と言います。
動物は冬眠しますが、人間はそうもいかず、それぞれ工夫して過ごしたんで
しょうね。
好きなことして、じっと春を待てればいいですね。

残された俳句に下記のようなものがあります。
「冬籠りまたよりそはん此のはしら」芭蕉
家の中の特定の柱でしょうか、毎年その柱に寄りかかって何かをしたり
考えたりして時を過ごすという意味ですかね。

「読みちらし書きちらしつつ冬籠り」山口青邨
思いつくまま、手のつくまま好きなことをしてか、今までできなかった
ことをあれもこれもといった状況ですか。

寒い冬ですが、逆に季節に対する愛情というか、仕方ないかといった寛容さが
伝わってきます。自然を愛でる日本の心。
便利になりすぎた現代ではなかなか そんな風に思えませんですが、少しでも
そんな境地になれればいいですね。

今年は暖冬で温かいですが、まだまだ冬は長いです。寒くもなりましょう。
冬籠りも悪くないです。
読書三昧、録画三昧、絵手紙三昧、落書き・デッサン三昧など楽しみましょう。

at 17:39, まっちブログ, 工場長 新井

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紙ねずみ




キーツの紙ねずみ。完成図

今年はねずみ年ですね。
ねずみは「ぐりとぐら」など絵本にも沢山登場し人気の動物ですよね。
ジョン・バーニンガムの「TRUBLOF」と言う絵本にもねずみが出てきてバラライカを
弾いています。色彩、構成、タッチが素晴らしいです。(フランス語版を持っています)
人間にとってちょっと遠ざけたい存在ではありますが、絵本になるということは身近で
愛らしい存在なのでしょうかね。
そういえばミッキーマウスもジェリーもトッポジージョもみんなねずみですよね。
何が引き付けるのでしょうかね。1年かけて調べ考えてみようかな。

絵本でもう一つ思い出すのはエズラ・ジャック・キーツの「ゆめ」があり、その中に
紙で作ったねずみが出てきます。(好きな作家さんです)
昔の絵本の雑誌でキーツさんのインタビューの中に、その紙ねずみの作り方が紹介されていました。
円錐と、平面のパーツを組み合わせて作っていました。(上のイラスト/完成図です)
これは面白い、ちょっと真似して自分なりに紙で簡単にできる作品ができないかと思い、いろいろ
作って見ました。(LONG LONG TIME AGO のことです)
紙で円柱と、平面のパーツを組み合わせ「タヌキ」「ブタ」「ナポレオン」など作りました。
(まだとってあります)
なつかしくなり、同じ手法でねずみを作ってみました。
上の写真がそれです。
彩色はベイシックカラーです。

紙を切ったり、貼ったり、塗ったりは楽しいもんです。
絵とは違う立体の面白さがあります。
皆様、是非今年何か立体作品も試してみてください。
誰かにプレゼントしても喜ばれるかもしれませんよ。

at 21:40, まっちブログ, 工場長 新井

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2020年あけましておめでとう



あけましておめでとうございます。
2020年もよろしくお願いいたします。

今年も品質の高い商品を皆様にお届けできるよう従業員一同
頑張ってまいります。
どうぞ、変わらぬご愛顧をお願い申し上げます。

令和になって新しい時代の風が吹くよう、何か新しいことに
チャレンジしていきたいですね。

皆さまにとって良い年になりますよう心からお祈り致します。

at 17:49, まっちブログ, 工場長 新井

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ありがとう2019年



今年も暮れていきます。
早いですね。
今年は新元号の始まった年でもあり、特に早く過ぎた感じがします。
良いこともありましたが、暗いニュースも多い年でした。
来年は明るいニュースが沢山聞ける年であってほしいと切に思います。
特に被災地の皆さんには、早く平穏な日が戻ることを願っております。
長野県も台風被害があり、お客様から温かいお見舞いのメールも頂きました。
大変ありがたいことです。
幸い、弊社は被害がなかったのですが、被災地を思うと心が痛みます。
年が明けて世の中に明るい兆しが見えてくるといいですね。

今年も、弊社の製品を沢山のお客様にお使い頂き、大変有難く思っています。
また、多くのお問い合わせや、嬉しい評価も頂戴し従業員一同大変励みになっております。
このブログにも嬉しいコメントがあり、力を与えてもらっています。
来年もお客様に喜ばれる商品を製造していきますので、なにとぞよろしくお願いいたします。

at 17:24, まっちブログ, 工場長 新井

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聖ニコラウス





もうじきクリスマスですね。
毎年、クリスマスについてこのブログに書いていますが、そろそろネタ切れ気味です。

サンタクロース、やさしくて、暖かくて、ほのぼのして 安心感があります。
プレゼントしてくれるお爺さんとして小さな子供たちには絶大な人気でしょう。
そのサンタさん。
モデルとなった人物がいますね。(詳しくは2016年12月25日のブログで)
昔、現在のトルコにいた司教の聖ニコラウスです。
慈善行為に励み、困った人々を救ってきました。
言い伝えでは、まさにミラクルで神話の世界。
暴風雨を鎮めて船を救った、塩漬けの子供を生き返らせた、など。
貧しい男の娘3人を救うため、窓から黄金が入った袋を投げ入れたなど。
後者はあっても不思議ではない話です。
その時に靴下に入ってしまった話もあり、それが現在のプレゼント受けの
靴下になっているそうです。

この情景、マサッチオが1426年にテンペラ画で描いています。
(タイトルは聖ニコラウス伝)(この絵では靴下は見当たりません)
父親と娘3人、途方にくれています。そこに彼のニコラウスさんです。
窓から まさに投げ入れようとしています。
こんな風に絵に残されるということは、かなり慕われて、ヨーロッパ中に
広く知られた人物なのでしょう。

日本にも、こんな人いたかなと思い浮かべてみましたが、・・・いません。
良寛さんや鴨長明さんは清貧を是として、持たないようにしていたので金貨など無理無理。
お金を投げ入れるのなら、ねずみ小僧次郎吉ですか。
でも次郎吉さんは義賊。盗んではいけませんですね。
結局、日本にはいません。思いつきませんでした。

今日、サンタクロースでクリスマスが盛り上がるのは昔の聖ニコラウスさんの
善行のおかげです。
現代でもこんな風に世界に愛され、平和を引っ張る人物が現れるといいですね。

下のイラストは弊社のクリスマスカードです。
ベイシックカラーで描いています。

at 22:44, まっちブログ, 工場長 新井

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年の瀬に散髪



年の瀬ですね。
何かとあわただしく落ち着かないですね。
世の中がそういう雰囲気です。

昔の年の瀬はどうだったでしょう?
「門」という夏目漱石の作品があります。
事情があって世間と距離を置いてひっそり暮らしている夫婦の話です。
内容は事情が事情だけにちょっと暗い話です。

その中に年の瀬で、主人公の宗助が床屋に行く場面があります。
店が混んでいて、宗助はハサミの音がせわしなく感じました。
表通りの年越しの活動(世間の年末の喧騒のことだと思います)のせいで、
ひっそり暮らしている身にとっては そう感じたのです。
やはり、その時代も世間はあわただしかったようです。
(明治42年の新宿区/早稲田らしいです)

漱石の小説には床屋さんが多く出てくるそうです。
漱石は床屋さんが好きだったんでしょうかね。
いつも気持ち良さそうに寝ていたそうですよ。
リラックスできるところだったのだと思います。

こんな俳句があります。
「年の瀬や漕がず楫せず行くほどに」(小西来山)
そうです、どんな暮らしをしていても、年の瀬はやってきます。
そう思って、少しは泰然としてなるべくゆったり過ごすようにしたいものです。

年も明けるし、床屋(美容院)さんで散髪(カット)でもして、さっぱり
リラックスするのもいいかもしれません。
(床屋さんは大変ですけど。感謝の気持ち忘れずに)
皆様、年末疲れ なさいませんように。

at 17:59, まっちブログ, 工場長 新井

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「年賀状を出してみように」協賛



地元郵便局が主催する企画に今年も協賛させて頂きました。
地元の小学生に年賀状の良さを知ってもらうため、、年賀はがきを
プレゼントし実際に手書きして、誰かに出してもらうというものです。

日本の伝統文化の手紙文化、季節の風物詩をお子さんたちに触れてもらうために
毎年行っているもので、微力ながら協力させて頂きました。

活動の内容は共感できるもので、差し出すお子さんたち、受け取る方に
喜んでもらえば本当に嬉しいことです。

生身の人間の豊かな感性の手によって生まれる創作品である はがき・手紙が
送られた相手に届く。
心を込めた側も込められた側もお互いに嬉しいに決まっています。
SNS時代でデジタルデータの実体のない儚いものに対し、はがき・手紙は実体の物として残り
貴重なものです。
生きた文字や絵に送り主の感情や個性、成長ぶり、暮らしぶりなどいろいろな情報が込められています。
それによって送り主のことをいろいろ想像するのも楽しいものです。
デジタルのフォントや画像ではゆらぎがないので少し味気ないですよね。

あの漱石も、無類の手紙好きだったそうで、出しも出し、受け取るも受け取り
(日本語おかしいですかね)お弟子さんたち、一般の方などとの精神の交流がありました。
それらが、全てではありませんが今も残っていて、現代の私たちもその時代の空気や
社会、思想など垣間見ることができます。
漱石の作品を読むうえでも、さらに深く理解することもできます。
手紙やはがきっていいですね。
生徒さんたちに思い出に残る体験になればいいですね。

忘れてはいけません、郵便局で処理してくれる職員の方、配達してくれる職員の方
雨の日も雪の日も、炎天の日もご苦労されていることに感謝します。
そのおかげで成り立っています。
年末、正月と忙しいでしょうがよろしくお願いいたします。
採り入れて下さった学校にも感謝します。

at 18:21, まっちブログ, 工場長 新井

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年賀状のイラスト



師走に入って、今年もあと1ヵ月ですね。
12月はいろいろ忙しいですが、悩ましいのは年賀状です。
賛否ありますけど、私は賛成派です。
紙の媒体の挨拶状で、手描きの文字や絵が届くと嬉しいものです。
送り主の心がこもって笑顔が浮かび、ほのぼのします。
ネットと違って手作りの現物が届くのですからね。ぬくもりがあります。
送る側も、近況を知らせるとともにアイデアを凝らして送ると自分でも満足します。
喜んでくれるかなーと。

でも、絵を描いたり版画を摺ったりとかは、ちょっと時間が・・・
と億劫になりがちです。
そこで、水彩絵の具で簡単にイラスト描けないものかと考え描いてみました。
来年の干支のネズミです。
水をちょっと多めで絵の具を溶き、滲みを生かしたイラストにしました。
複数の色を滲ませシルエットを描き、乾いたら目と鼻とひげをサインペンで
描けば終わりです。
シルエットも単純化して大小の丸と耳、尻尾で構成。
塗りがどんなふうに仕上がっても目と鼻と尻尾があれば、それらしく見えると
思います。

富士山は頂きの白い部分(雪)があるので鉛筆で輪郭を描き、
全体に水で濡らして、乾かないうちに山頂の白を残して青を塗りました。
「賀正」の文字は輪郭を鉛筆で描き、中を複数の色で塗りました。
やはり、滲ませて塗っています。
輪郭が難しい場合は線描きして、それを囲むように輪郭を描き、線描きを
後で消せばうまくいくと思います。
色を塗ればかわいくなります。

どんな形であれ、手描きの賀状は嬉しいものです。
皆様、素敵な賀状を描いてくださいね。
まっち絵の具を使っていただければ嬉しく存じます。

at 20:04, まっちブログ, 工場長 新井

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水木しげる ゲゲゲの人生展



昨日、信州長野市にある水野美術館に特別企画展「追悼水木しげる ゲゲゲの人生展」に
行ってきました。(今日が最終日です)

水木先生は残念ながら2015年に惜しまれながらお亡くなりになりました。
11月30日が ご命日です。
今回の展覧会はその追悼ということで、、各地を巡回してきました。

先生はご存知、日本の誇る漫画家で「妖怪漫画の第一人者・パイオニア」です。
また過酷な戦争体験をもとに、戦争の悲惨さ、理不尽さ、愚かさを漫画によって
訴え続けたことも、心に響くご立派なお仕事でした。
先生の果たした功績は永遠に輝くでしょう。

先生の人生は戦争はじめ波乱に満ちたものであり、その多くが創作に結びついたと思います。
そんな先生の人生の歩みを幼少の頃から晩年までを俯瞰する形で、その作品とともに紹介して
くれる今回の展示会でした。
幅広く奥行きのある水木しげるの世界に触れ感銘を受けました。
感性や、センスがすごいなと思いました。
幼少の頃から絵が好きで、その才能を認めた父親が高価な油彩セットを与えたそうです。
そうしたら描いた絵が素晴らしい。
展示してあった作品、陶器を描いたものがありましたが、質感と渋さがが うまく描けていて
質の高い表現でした。
大人のベテラン画家が描いたような雰囲気です。
天才少年といわれ、地元の新聞にも紹介されたそうです。

先生の作品は妖怪の世界はもちろん素晴らしいですが、驚いたのは少年の頃から20歳前後に
描いた絵本の世界が素晴らしいです。(習作)
漫画よりデザインの要素が高いですが、センスがよくそのまま絵本作家に進んでもよかった
のではないかと思ったりしました。(漫画も絵本といえば絵本ですがね)

いろんな面を持ち合わせていたからこそ、漫画の世界にも独自性が出たんだなとも思います。
誰の影響も受けていない、独自の世界は称賛に値します。
亡くなられたのが本当に惜しいです。
先生の精神に触れるには、多数の書籍が出版されているのでお読みになることもよいと
思います。

最後に水木先生の格言を。
「のん気にくらしなさい」・・・・です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

at 18:41, まっちブログ, 工場長 新井

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紅葉と古民家



今年は秋の天気がおかしくて、紅葉が遅れ気味でしたがやっと
本格的になってきました。
でも。これも数日で終わってしまうでしょう。
今年の秋はなんとなく儚く去ってしまいそうです。

しかし、日本人として折角の紅葉 描かないわけにはいきません。
そこで、出かけてきました。
このブログ10月27日に紹介した「古民家」と同じ上田市野倉地区です。
その頃と比べて、やはり山の紅葉が違っていました。
曇りのせいか、気温も低く風が冷たくて秋の終わりを感じました。

春の桜と異なり、樹木、野草の種類により色彩が違い、また常緑樹の緑も
混ざって、まさに「山のふもとのすそもよう」です。
上の絵は10月27日に紹介した「古民家」のすぐ近くで、こんな雰囲気で
固まっていました。
軽トラで通りかかったシニアの男性と話し込み、暫しの世間話。
蚕室のある家の話から繊維業界の話まで、面白かったです。
スケッチをしていると、よく話かけられ、おやつやスイカ、採れたての
野菜、缶コーヒーを頂くこともあります。驚いたのはマツタケも。
「いい趣味ですね」なんて言われて、「いえいえ」と返すのですが心の中では
「でしょうー」とどや顔です。
絵を描いててよかったなと思います。皆さんもそうですよね。

紅葉はいろいろな色があるので、混色もやりがいがあります。
黄色系、黄土色系、橙色系、緑系、茶色、青色系、黒、灰色系と組み合わせは無限です。
少し派手すぎるかなと思ったら、補色を重ねたり黒・グレーを薄く重ねたりすれば落ち着きます。
皆さんんもいろいろお試しください。

上のスケッチは今日描いたものです。
油性ペンで描き、その後彩色(ブライトカラー使用)です。

at 19:01, まっちブログ, 工場長 新井

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